# ATOKの辞書をmacOS標準の日本語入力のユーザ辞書にインポートする方法 URL: https://webrandum.net/atok-to-mac-japanese-input/ 公開日: 2020-04-27 更新日: 2020-05-05 カテゴリー: 作業効率化 タグ: ATOK, macOS標準日本語入力 出典: Webrandum(著者: サイトウ マサカズ) 普段Macの日本語入力にはATOKを使っています。 macOS標準の日本語入力に比べて、機能も豊富でかなり細かい設定ができたり、変換の気の利きようも比べものになりません。 そんなATOKに、どんどん単語登録をしていってるのですが、iPhoneやiPadなどのMac以外の文字入力になると、その登録した単語が使えません。 iPhoneとの連携を考えると、macOS標準のユーザ辞書にATOKの辞書をインポートするのが1番てっ取り早いと思い、試してみました。 ## ATOKの辞書をエクスポート まずは辞書をエクスポートするところからです。 ATOKの[辞書ユーティリティ]を起動して、メニューの[ツール]→[単語・用例の一覧出力…]を選択して、「単語出力」をします。 このとき、「Unicodeで出力する」にチェックが入っていることを確認するのと、人によっては「対象品詞」を「普通名詞」など一部にしておきましょう。 ![ATOKの辞書をエクスポート](https://webrandum.net/mskz/wp-content/uploads/2020/04/image_1-6.png) 設定と、ファイルの出力先を決めたら「出力」をクリックしてエクスポートします。 ## macOS標準の辞書形式に編集 出力したファイルは`.txt`形式ですが、それをmacOS標準の辞書形式の`.plist`に編集する必要があります。 かなりがっつり編集するので、使うテキストエディタは[Jedit Ω](https://webrandum.net/jedit/)がオススメです。 [![](https://www.google.com/s2/favicons?domain=webrandum.net)Webrandum![](//webrandum.net/mskz/wp-content/uploads/2019/12/eyecatch-18.jpg)高機能で定番なテキストエディタ「Jedit Ω」で自分好みの編集を実現するhttps://webrandum.net/jeditMacのテキストエディタ.appの代わりのテキスト編集ソフトとして有名なのがJedit。特に文章の細かい編集に最適です。今まで自分はテキストファイルを触るときは、ほぼMarkdown形式だったのでMacDownを使用してきましたが、最近テキストファイルも触るようになったため、この機会にJeditを導入してみることにしました。パッと見普通のテキストエディタですが、細かい機能が盛りだくさんです。Jeditのバージョン初見ではどのJeditが最新のものか分かりにくいのですが、2019年12月現在では、Jedit Ωが最新のものです(検索していると、Jedi...](https://webrandum.net/jedit) まずは`.txt`ファイルの1番上にある`!!`部分を削除します。 ![ATOKからエクスポートした状態](https://webrandum.net/mskz/wp-content/uploads/2020/04/image_2-6.png) そのあとは最終的に下記の形式にする必要がるので、Jedit Ωの検索・置換機能を使って近づけていきます。 ``` phrase へんかん shortcut 変換 phrase きーわーど shortcut キーワード ``` ### 行をで囲む Jedit Ωの[検索]→[検索…(command + F)]で検索パネルを開きます。 あとは「検索:」と「置換:」に下記の正規表現を追加するのと、下の「正規表現」にチェックを入れて「すべてを置換」します。 ``` \n ``` ``` \n\n\n ``` ![Jeditの検索置換機能](https://webrandum.net/mskz/wp-content/uploads/2020/04/image_3-4.png) これで行が``で囲まれます。 ### 名詞の削除 次に1番右の列にある「名詞」は不要なので、下記の正規表現で名詞を削除します。 ``` \t名詞* ``` ``` ``` 「置換:」の方は空にしておくことで、単に削除できます。   名詞をいろいろ追加している人はこの作業が少し面倒になります。 ### 変換前のキーワードを編集 次にタブ前(1番左の列)に`phrase`を追加するのと、``で囲みます。 ``` (.*)(?=\t) ``` ``` shortcut\n$1 ``` 自分の正規表現の書き方が悪いのか、なぜか2個追加されてしまうので2個目の方は削除しておきます。 ``` shortcut\n ``` ```   ``` ### 変換後の単語を編集 タブ後(左から2列目)に`shortcut`を追加するのと、``で囲みます。 ``` (?<=\t)(.*) ``` ``` phrase\n$1 ``` ### 余計なタブを削除 最後に余計なタブを消して、改行にしておきます。 ``` \t ``` ``` \n ``` ### .plistに変更 あとは最初に紹介した下記のテンプレートの``の中身に編集したリストを追加して`.plist`形式で保存します。 ``` phrase へんかん shortcut 変換 phrase きーわーど shortcut キーワード ``` ## macOS標準の辞書形式にインポート あとは[システム環境設定]の[キーボード]→[ユーザ辞書]に`.plist`ファイルをドラッグアンドドロップするとインポートできます。 ![macOS標準の辞書形式へのインポート](https://webrandum.net/mskz/wp-content/uploads/2020/04/image_4-1.png) 1行でも形式が崩れているとインポートしてくれないので、ちゃんとインポートされない場合は`.plist`ファイル内を見ておかしなところがないか確認しましょう。 また、数千行を超えたファイルをインポートする場合は少し時間がかかります。