# MacのRubyをrbenvで管理する方法 URL: https://webrandum.net/rbenv/ 公開日: 2019-08-30 更新日: 2019-08-30 カテゴリー: コーディング タグ: rbenv, ターミナル 出典: Webrandum(著者: サイトウ マサカズ) MacにはデフォルトでRubyがインストールされていますが、それを使用して何かインストールしようとすると、「You don’t have write permissions for the /usr/bin directory.(書き込み権限がありません)」というエラーが表示されることがあります。 ``` Fetching: sass-3.7.4.gem (100%) ERROR: While executing gem ... (Gem::FilePermissionError) You don't have write permissions for the /usr/bin directory. ``` このエラーを解消するためには、システムにデフォルトで入っているRubyを使うのではなく、rbenvを使ってRubyを管理・使用するようにします。 ## rbenvはRubyのバージョンを管理してくれる rbenv( アールビー・エンブ )を使うと、Rubyのバージョン管理が非常にラクになります。 Node.jsで言うところのnodebrewみたいな役割ですね。 先ほどから何度も言っている通り、macOSにもデフォルトでRubyが入っているのですが、どうしても古いバージョンのRubyのままになってしまいます。 rbenvを使うと、簡単に指定のバージョンにRubyを変更できます。 また、Rubyのインストール先が`/usr/bin`からホームディレクトリの`/.rbenv/shims/ruby`内に変わり、権限の問題が解消されるため、冒頭で説明したエラーも表示されなくなります。 ちなみに、読み方に関しては「アールビー・エンブ」または「アールベンブ」だそうです。 ## rbenvのインストール方法 rbenvのインストール手順は下記の通りです。 1. Homebrewでrbenvをインストール 2. シェルの設定ファイルにコードを追加(パスを通す) 3. rbenvでRubyをインストール ### Homebrewでrbenvをインストール まずはHomebrewを使ってrbenvをインストールします。 Homebrewをまだインストールしていない方は、[過去記事](https://webrandum.net/homebrew-install/)にまとめているので、インストールをして下さい。 [![](https://www.google.com/s2/favicons?domain=webrandum.net)Webrandum![](//webrandum.net/mskz/wp-content/uploads/2019/01/eyecatch-15.jpg)macOS用パッケージ管理システムのHomebrewの概要とインストール方法https://webrandum.net/homebrew-install今回はmacOS用のパッケージ管理システムである「Homebrew」に関してまとめてみます。HomebrewでツールのインストールができるHomebrewはmacOSのコマンドライン上で動作するパッケージ管理システムです。パッケージは今回の場合ツールだと思って差し支えありません。つまり、Homebrewを使うことでコマンドラインでツールのインストールと管理が出来るようになります。ちなみにHomebrewは英語で「自家醸造」という意味です。ツールのインストールを、ビールを醸造することに見立ててこの名前が付けられたようです。そのため、Homebrewで...](https://webrandum.net/homebrew-install) Homebrewがインストール済みの場合は、下記コマンドを実行すると、rbenvをインストールできます。 ``` $ brew install rbenv ruby-build ``` ### シェルの設定ファイルにコードを追加 rbenvをインストールしたら、シェルの設定ファイル(`.bash_profile`や`.zshrc`)に下記のコードを入力します。 ``` ### rbenv [[ -d ~/.rbenv ]] && \ export PATH=${HOME}/.rbenv/bin:${PATH} && \ eval "$(rbenv init -)" ``` 入力して保存したら、ターミナルを一度再起動します。 これで、パスが通せたはずなので、rbenvがちゃんと使えるようになったはずです。 下記コマンドを実行して、rbenvのバージョンが返ってくれば、ちゃんとインストールされています。 ``` $ rbenv -v ``` ### rbenvでRubyをインストール まず、下記コマンドでインストールできるRubyのバージョン一覧を表示させます。 ``` $ rbenv install -l ``` 表示されたバージョンの中から、インストールしたいバージョンを`rbenv install`でインストールします。 ``` $ rbenv install 2.5.1 ``` インストールしただけではまだ使用状態にはなっていないので、インストールしたRubyの中から使用するRubyを選択する必要があります。 方法は`rbenv global`でバージョンを指定するだけです。 ``` $ rbenv global 2.5.1 ``` ちなみに`global`だと、PC全体で使用するRubyを指定になります。 特定ディレクトリに移動して、`local`で指定すると、指定したディレクトリ配下でのみ使用するRubyを指定できます。 最後に下記コマンドを実行すると、インストールしたRuby一覧が表示され、使用中のバージョンには`*(アスタリスク)`が付きます。 ``` $ rbenv versions ``` ![rbenv versions](https://webrandum.net/mskz/wp-content/uploads/2019/08/image_1-26-1024x814.png) これで、「You don’t have write permissions for the /usr/bin directory.」のエラーは出てこなくなるはずです。