WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

Webデザイナーを目指す専門学生が技術ブログを書くメリット

ブログをするメリット

先日、このブログを初めて1年が経ちました。更新ペースは決して早くはなく、むしろ遅いくらいなのですがそれでも続けて良かったと思っています。では具体的にブログをやっていて何が良かったのか?少し自分の中で整理してみようかと思いこの記事を書くことにしました。

自分について

まずは自分が一体どういった人間なのかについてです。自分は兵庫県神戸市の専門学校に通っていてWebデザイナーを目指す20歳の専門学生です。Webデザインに関しては専門学校に入学してからなので勉強し始めてから1年半ほど。このブログを初めたのは1年前なのでまだWebデザインを勉強し始めて半年の頃です。

専門学校なので就学期間は2年間なので、来年の4月からはWebデザイナーとして働きます。
ちなみに中学・高校ともに普通科の公立校なので、Web以外の何かデザイン系の事やアート系の事をしていたわけでもありません。

Webデザイナーを目指しているので学んでいる事・目指しているレベルはPhotoshopやIllustrator、最近だとSketchを使ってデザインカンプの作成をして、HTML / CSSを使ってコーディングを行う、あとはJavaScriptやPHPなどが最低限使えるといった感じです。

ブログを書くメリット

そんな自分がブログを書くメリットで思いついた事は全部で6つ。

思考の整理ができる

イベントやセミナーに行った時や新しい技術を使った時にブログを書いておくと思考がかなり整理できます。特にイベントやセミナーでどんな事をしたのか書いておくと自分の中で考えがまとまりますし、記憶に残りやすいです。

わざわざ公開しないでEvernote等のメモアプリなんかにまとめておけばいいじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、人の目に触れると意識すると「ここの部分自分ならこう説明するかな?」とか「ここはめちゃくちゃ参考になったよな」とか人にも理解してもらえるための文章に自然となっていきます。
つまりブログとして人の目に止まるところに文章を書いておこうとするだけで、イベント内容について考えることができますし、理解を深める事ができます。

新しい技術を使った時にブログを書いておくのも同様の理由です。それに、面白そうなWebサービスや何か技術を見つけた時に、ブログをやっていると「ブログで記事にできそうだし触ってみようかな」と触ってみる理由の1つになります。
もちろん動機が完全に「ブログで記事にできそうだから触ってみる」になってしまうのは危険だと思いますが、新しいものや面白そうなもの、そういったものに触れる理由は多いに越したことはないと思います。

まとめる力がつく

もともとこのブログを始めた頃に考えてた事なのですが、学生だと基本的にインプットしか出来ないんですよね。年に何回か発表の場はあるものの、ある程度のフレームに収められてしまいますし、細かく自分の最近やってみた事や気になっている事・気づいた事や行ってきたイベントの事などをアウトプットする場がありませんでした。

SNSなどはありますが、やはりある程度の規模になると難しいですし、ブログだと自分でカテゴリ分け等も簡単にできるので自分のアウトプットを積み上げていくことができます。
そして、これはこのブログを1年やってきて気がついた事なのですがインプットとアウトプットを行うようになると自分の中で再構築する力が身についてきます。
この「再構築」がポイントで、これを行うと知識が綺麗に頭の中に入るようになってきます。

普通にインプットして普通にアウトプットしてたらそれはただのコピペなわけですから自分の中で何か新しい発見や考えが生まれる事は少ないですし、せっかくインプットした内容も自分の血肉として吸収しきれません。
自分なりに再構築して、考えてみる。これってブログやっていなかったらそもそもこの歳で意識できなかった事なんじゃないかなと思います。

自分の事を知ってもらえるきっかけになる

これは富士通さんのあしたラボUNIVERSITY主催のハッカソンに参加した後の事なのですが、その事をブログの記事にして公開しました。

するとその記事を参加者の方がソーシャルメディア等で拡散してくださりました。そしてその数週間後に行われたアイデアソン(兵庫県神戸市で行われる078というクロスメディアイベントを盛り上げるためのアイデアソン)に参加した時に、初めてお会いした方に「あー!あの記事書いた人?」と途中で聞かれるという事がありました。

今の時代、何かしら発信していると会った事が無い人のに、既に自分のことを知ってもらう事ができるんだと驚きました。

インプット量が増える

ブログを始める前に比べて普段からのインプット量がかなり増えました。単純に勉強し始めて1年目と2年目の差はあるかもしれませんし、僕は特に更新ペースが早いわけではない上、書きたい事を書きたい時に書いていくスタンスなのでそこまで影響が出そうにありませんが、それでもかなりインプット量は増えました。

ある程度の量をアウトプットしようとするせいで、それに合わせてインプットもしようと自然と反応しているのかもしれません。

運用を経験できる

学校では運用に関しての知識をつける事はできません。基本的にWebのデザインやコーディングを行ったとしてもそこまでで、それ以降の実際に「世に出す」という部分は体験できません。ブログだと作った後に記事を書いて反応を見て…という事が可能ですし最初は全然アクセスが来ないという事を身をもって体感する事になります。その上でGoogle AnalyticsやGoogleのSearch Consoleに触れたりしていく事も可能です。

そして、このブログではWordPressというCMSを利用しているのですが、WordPressに関しても実際に触って色々試してみないと分からない部分が幾つかあります。

文章力が上がる

TwitterやFacebookなどの普及で毎日書いているテキスト量は昔に比べて増えたかもしれませんが、それは短文に過ぎません。短文が悪いというわけではありませんし、伝えたい事を短くまとめるスキルは必要だとは思いますが、それと平行してある程度まとまった文を書くことも重要だと僕は思っています。

もちろん無理に長く引き伸ばして書く必要はないと思いますし、文字数がどうだという訳ではないと思いますが、ブログを書いているとある程度の長さの文章を書くことができるようになってきますし、その練習の場として非常に向いています。

まとめ

少しでも「やってみようかな?」と迷ったら始めてみるといいと思います。更新だって少しづつでもいいと思いますし、駄目だったら途中でやめてもいいでしょうし。とにかくせっかく学生で時間があるなら何かしら始めてみるとが大切かなと思います。

著者について

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サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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