WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

ダミーとして使うURLは適当に入力せず、決まったものを使うようにしよう

example.com

Web制作を行う上で、ダミーリンクを使う事がたまにあります。
「具体的にこれというものが決まっているわけではないが、とりあえずURLが必要」という状況です。

そんな時、適当なものを設定していないでしょうか?今回はダミーリンクとして適切なものについてです。

実際に利用されている場合がある

ダミーリンクを設定する時、例えば以下のようなリンクを設定していないでしょうか?

  • sample.com
  • test.com
  • hoge.com

実はこれらのURLは、実際に存在しているリンクなのでアクセスできてしまいます。
「ダミーだし誰もアクセスしないから別に何だっていいでしょ」と思うかもしれませんが、アクセスするかどうかは別にして、アクセスできるようなリンクをダミーリンクとして設定することは問題です。

細かい部分で信用を落とすのは勿体無いので、こういったリンクはとりあえず使わないようにしましょう。

example.comが無難

では何を使えばいいのか?
という話ですが、RFC 2606で以下のようなテスト用ドメインやIPアドレスが用意されています。

  • example.com
  • example.net
  • example.org
  • 192.0.2.0/24
  • 198.51.100.0/24
  • 203.0.113.0/24
  • 2001:DB8::/32

また、以下のトップレベルドメインは、テスト用・例示用のものとして、どの組織にも割り当てられないことが保証されています。

トップレベルドメイン用途
.example例示用のドメイン
.testテスト用のドメイン
.invalidドメイン名が不正であることを明示的に表す時に使用するドメイン

色々ありますが、とりあえず何かしら設定する場合は「example.com」を使っておけば問題ないでしょう。

まとめ

自分も知らない頃は「test.com」とか書いていましたし、知らない人からすると「example」と書くのが面倒に思う気持ちも分かりますが、辞書登録しておけばすぐに入力できます。

あえて自分から変なリスクを抱えたりする理由はないでしょうし、とりあえずexample.comを使うようにしましょう。

著者について

プロフィール画像

サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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