gitignoreで特定ファイルをGitで無視する方法
Gitを使っていると、Gitでは監視したくないファイルが出てきます。今回はそんな時に使える.gitignoreの設定についてまとめておきます。
.gitignoreとは?
.gitignoreを使うと、Gitで監視しない(無視する)ファイルやフォルダを指定できます。
しかし、.gitignoreは不可視ファイル(ドットから始まるファイル)なのでデフォルトでは表示されません。表示するためには、Finderでcommand + shift + .を押せば表示・非表示の切り替えができます。
基本的に.gitignoreを作成する場所は「.git」フォルダがあるのと同じ階層です(深い階層に作った場合は、より深い階層にある方が優先される)。
.gitignoreの書き方
Gitで監視しないファイルやフォルダを1行ずつ書いていき、上の行から順番に解釈されていきます。
ファイル名を指定して無視
.gitignoreにファイル名やフォルダ名を書くと、階層関係なく、マッチする名前のファイルを無視できます。
.gitignore
style.css
階層からファイル名を指定して無視
先頭に「/(スラッシュ)」を付けると、.gitignoreが置かれてあるディレクトリを基準としてファイルの無視ができます。
.gitignore
/style.css
フォルダ内の全てのファイルを無視
末尾に「/(スラッシュ)」を付けると、フォルダとその配下を無視するようになります。
.gitignore
directory/
コメント
コメントを書く時は、「#(ハッシュ記号)」を最初に付けるとコメントになります。
.gitignore
# コメント
ワイルドカード
ワイルドカードという特別な意味を持つ記号を使用する事で、更に楽にファイルの指定ができます。
記号 | 意味 |
---|---|
* | /以外の全ての文字列にマッチする |
? | /以外の1文字の文字列にマッチする |
[0-9] | 0〜9の数字にマッチする |
! | 否定の意味。逆に無視しないという意味になる |
.gitignore
# .pngを無視する
*.png
# file-aやfile-bなどを無視する
file-?
# file-0からfile-9を無視する
file-[0-9]
# fileを無視しない
!/file