無料版を使っている人は検討する価値あり!MAMP PRO 5で簡単にローカル開発環境を構築・管理する
この記事の要約
MAMPの無料版は、最低限の機能しかありませんが、MAMP PROにすることでローカル開発環境の構築がかなり便利になります。
- 複数ホストを作ったり管理するのがラク
- localhostの代わりにユニークなエイリアスを設定できる
- php.iniなどの編集もできる
- Nginxが使える(無料版だとApacheのみ)
- 無料版と比べてアプリ内で設定できる項目が多い
Macのローカル開発環境構築アプリとして有名なMAMPですが、無料で使っている人が非常に多いです。
有料版のMAMP PRO 5は8,499円しますが、無料版のストレスが一気になくなりますし、仕事で使う人であればすぐに元が取れる金額です。
MAMP PROの特徴
アプリ画面を見れば全然違うものなのは理解できると思いますが、実際の機能的には下記のような違いがあります。
- 複数ホストを作ったり管理するのがラク
- localhostの代わりにユニークなエイリアスを設定できる
- php.iniなどの編集もできる
- Nginxが使える(無料版だとApacheのみ)
- 無料版と比べてアプリ内で設定できる項目が多い
無料版は本当に最低限の機能しかないので、とりあえずウェブの勉強がしたい人にはもってこいですが、仕事で複数のサイトを扱ったりするのであれば、有料版の方が確実にラクなります。
無料版で複数ホストの管理
ちなみに無料版でも、設定すれば複数ホストの管理ができますが、設定を変えるのが面倒ですし、ホスト数を増やすのであれば設定し直す必要があります。
MAMP PROにすれば簡単にホストの追加もできるので、今までドラッグアンドドロップでホスト内の中身を入れ替えて使っていた方は、その手間がなくなります。
MAMP PROのインストールと購入
MAMP PROは、通常のMAMPをインストールすると一緒に付いてくるので、MAMPを使っている人でアンインストールをしていなければ既にインストールされているはずです。
ない場合は公式サイトからインストールしましょう。
購入も公式サイトの「Store」から可能で、macOSの場合は左上の「MAMP PRO 5」、すでにMAMP PRO4を持っている方は「MAMP PRO 5 Update」で安く購入できます。
購入したらシリアルコードをMAMP PRO 5に入力すると使えるようになります。
MAMP PROのローカルサーバーの起動方法
MAMP PROを起動すると、デフォルトで既に「localhost」というホストが設定されています。
ツールバーの1番右にある「Servers」をクリックすると、サイドバーの「SERVERS & SERVICES」の中から必要なものにチェックが入り、ツールバーのボタンが緑色になります。
緑色になった状態が下記になります。
これでツールバーの「WebStart」をクリックするとMAMP同様にウェブサイトに移動しますし、「localhost」の名前を右クリックして「Open Website」をクリックしてもサイトに直接移動できます。
その他の細かい設定は全て画面右で設定ができます。
この設定項目の多さは無料版と比較になりませんし、それがホストごとに設定できるのも大きなメリットです。
ホストの追加方法
MAMP PROの目玉は、複数のローカルサーバーを簡単に追加できることです。
「Name」カラムの下にある「+」ボタンをクリックすると、新しいホストを追加できます。
入力する情報は「ホスト名」と「ホストのルートとなるフォルダ」の2つです。
ルートフォルダは名前の下のフォルダアイコンをクリックすると指定できます。
あとはWordPressをインストールしたい場合は「install WordPress」にチェックを入れるとWordPressのインストールまで一気にしてくれたり、「create a database」にチェックでデータベースも一緒に作ってくれたり、かなりラクに環境の構築ができます。
すべて設定できたら「Continue」でホストの作成がされます。