神戸で開催される078を盛り上げるためのアイデアソンに参加してきました

1月22日の日曜日に078というイベントを盛り上げるためのアイデアソンに参加してきました。今回は、そのアイデアソンでやってきた事や、発見・気づきを記事にまとめていきます。
- 5月6日と7日に神戸で開催される078というイベントを盛り上げるためのアイデアソンに参加してきたよ!
- インプットトークでは「若者がインプットを行わなくなった」事と「産学官での共創が重要だ」という事についてのお話を聞いた。
- 078のモデルケースとなるSXSWについてのフォトレポートもあった。
- 今回のアイデアソン全体を通して、新しい事を生み出す・考えることって想像以上に難しいんだと改めて感じた。
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078について
今回のアイデアソンは2017年の5月6日と7日に兵庫県神戸市で開催される予定の078というイベントを∞盛り上げるアイデアを考えよう!というテーマで行われました。
そもそも078って何?
さて、それではそもそも078って一体何なんだ?という事ですが、「若者に選ばれ、誰もが活躍するまち」神戸を実現するため、未来に向け魅力と活力あふれる都市として発展する神戸を発信するための新たなクロスメディアイベントとの事です。
何だか難しそうですが、要は「神戸って街は凄いんだぞ」「こんなものがあるんだ」といった内容を発信して盛り上がり、神戸の価値共創を行いたいという趣旨のイベントという事です。そして扱う内容は音楽や映画やITや食など様々な観点を掛け合わせて「都市での生活」を大きなテーマとして掲げています。
実はこの078には元となるイベントが幾つか存在します。分野は違えど神戸を盛り上げるために、複合して同時に開催してみたらどうだろうか?という事で今回「078」という名前で今までバラバラで開催されていたイベントが同時に開催される事となったみたいです。
078の開催場所
078は開催会場は大きく分けて3つあります。(いずれも兵庫県神戸市中央区のJR西日本:三ノ宮駅より南の方へ歩いて行くと辿り着きます。)
- デザインクリエイティブセンター「KIITO」
- みなとの森公園
- 東遊園地
デザインクリエイティブセンター「KIITO」
078のメイン会場となります。
KIITOはレトロな建物を利用して普段は展示やワークショップ等を行なっている場所です。ちなみに今回のアイデアソンの場としても使わせていただきました。
- GoogleMap
みなとの森公園
みなとの森公園は神戸震災復興記念公園として指定されている場所です。公園と言っても芝生の広場のような場所で、端っこの方にはスケートボードが楽しめるような場所があったり、芝生の周りにはランニングコースがあったりして、人が走っていたりもします。
078の当日にはここでロックやテクノ等の音楽系のイベントを行う予定との事です。
- GoogleMap
東遊園地
東遊園地は神戸市役所のすぐ南に位置する公園です。遊園地という名前ですが、公園なんですよね。
阪神・淡路大震災関連のモニュメントも公園内にあったり、1月17日におこなわれる阪神・淡路大震災の追悼行事での会場の1つにもなっています。
毎年12月に行われる「神戸ルミナリエ」で終端の会場となっていたり、神戸の行事には欠かせない場所です。
ここでは地産地消促進のためのFARMARS MARKCETというイベントやジャズ系の音楽イベントを行ったり、野外映画祭を行ったりする予定との事です。
- GoogleMap
今回のアイデアソンの流れ
さて、ここまでは078が一体何なのか書いてきましたが、これから先は実際のアイデアソンについて触れていきます。アイデアソンを行う際の流れや今回行った事について解説した上で、僕が学んだ事や思った事を書き綴っていくといった流れになります。
さてまずは今回のアイデアソンの流れです。この流れはどうやら基本的にどのアイデアソンでも一貫している事のようです。
- 最初の挨拶等
- インプットトーク
- SXSWフォトレポート
- 078会場視察
- 既存のアイデア紹介
- 昼休憩
- スピードストーミング
- アイデアスケッチ
- ハイライト
- チームビルディング
- プロトタイプ作成・発表準備
- 発表
- フィードバック
それでは具体的にどんな事をしたのか順番に見てみましょう。
インプットトーク
インプットトークではゲストスピーカーの方にアイデアの種となるような内容のお話をしていただくのですが、今回のアイデアソンでは神戸フィルムオフィス顧問の田中まこさんと神戸市職員の長井伸晃さんのお話を聞きました。
田中まこさん
田中まこさんが顧問を務める神戸フィルムオフィスは神戸市に映画やテレビ番組の撮影誘致をしたり、支援を行う会社です。
神戸という町は映画のロケ地として利用される機会が多く、有名な映画にも使われていたりします。
そんな田中まこさんのスピーチは今このアイデアソンに参加している人の中で去年映画館に行って映画を観た本数が10本以上の人はいますか?という問いかけから始まった。
挙がる手は圧倒的に少ない。
では生のコンサートに3回以上参加した人は?日本の映画の制作費ってどれくらいか知っている?と問いかけが続きます。
そして、「今の若い人は能動的に映画館に行かない。」という話になります。078でも映画祭は行いますが、では能動的に映画館に行かない人たちをどうやったら呼び込めるのか。若い人が情報のインプットをなかなかしなくなったから上の世代の人たちはかなり困っているんだという話。
音楽祭として有名なComin’Kobeも実は神戸在住で参加している人は少なく、その殆どが県外から来た人だという事実。
こうしたイベントは一度体験すれば楽しくて抜けられなくなり毎年来てくれるが、体験しない人はその楽しさが伝わらないからいつまで経ってもきてくれない。来ない。映画もスマホで観ていたら監督たちが練りに練った細かいディテールが伝わらない。映画館で観るのに慣れてしまったらスマホではもう観れなくなると話していました。
僕が、今回のお話を聞いて一番印象に残ったのは「若い人はインプットを行わない」という点。昔に比べてインターネットは発達し、交通網も整備され、欲しいものは何でも手に入る。欲しい情報もすぐ手に入るようになってしまったが故に何に手を出したらいいのか分からない。
少し話は逸れてしまうのですが、僕は神戸の良さというものを最近になって気づきました。生まれも育ちも神戸なんですけどね。いや、生まれも育ちも神戸だからこそ逆に良さが分からず、都会に対してのただただ漠然とした憧れのようなものがあった時期もあります。
小さい頃から旅行にあまり行かなかった影響もあり、県外の事に興味を抱くきっかけも無いまま育って来ました。しかし去年(2016年)からバイトもするようになり、自分でお金を貯めて旅行に行くようになってから自分の興味が広がり物事を深く知りたいと思うきっかけも生まれました。
以前何かの番組で画家(だったと記憶している)の人が「自分が旅行する目的は地元にある美しさに気づく感性を養うためだ。旅行に行く必要の無さに気づくのが旅」と言っていたのを思い出しました。
幸せの青い鳥の話みたいですが、ようは色んなものを見てインプットするからこそ、地元の良さに気がついて地元をもっと深く知りたくなる。
若い人がインプットをやめてしまったらそこで終わってしまうんですよね。
この田中まこさんのお話の影響で、どうすれば若者が地元の良さを知るきっかけになるのか。もっと知りたいと思うようになるのか。そういった視線から何かアイデアを出せないかと考える事ができました。
長井伸晃さん
長井伸晃さんは、神戸市のオープンデータを活用した地域課題の解決に取り組んだり、新たなICTの技術やサービスに対応するためのチームを担当している方です。
長井さんのお話はまず、ICTについての事、神戸の人口も緩やかにだが減って来ているという事から始まり、次に自分たちがどのような事業を行っているかについての紹介が行われました。
- スタートアップ支援
- 食都 神戸2020
- 都市プロモーションの展開 / Be Kobe
- 大学の集積を活かした人材育成
- 三宮の再整備
- 夜型観光都市としての神戸の加速促進
- 神戸市データアカデミー(ICTに関するセミナー)
かなり多くの活動を行なっていますが、しかしそれでも市役所だけではできる事が限られているとおっしゃっていました。
そこで産学官の共創が重要だという話に。産学官はそれぞれ「民間企業」「教育機関」「政府」の事で、それらが連携する事です。
| 産 | 民間企業やNPO等広い意味での商業的活動をする集団が新たなサービスを作成する。 |
|---|---|
| 学 | 大学や専門学校の生徒が新たなサービスの提案する。 |
| 官 | 市がサービスの効果実証のフィールドを提案する。 |
そうやって考えると今回のアイデアソンの場自体が産学官の連携がなされていたんだなと振り返って思います。参加者の半数ほどは企業の方々で、残り半分は学生、そしてそこに市の協力が混ざる形で078について一緒にアイデアを出していたわけですから。
SXSWフォトレポート
さて次はインプットトークの延長として078のモデルケースでもあるSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)のフォトレポートです。
SXSWというのは毎年3月にアメリカのオースティンという街で行われている音楽祭・映画祭・インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた大規模インタラクティブイベントの事です。
078のモデルケースはSXSWとのことで、2016年のSXSWがどんな様子だったのか、フォトレポートを見てイメージしました。
ちなみに余談ですが、South by Southwestを普通(日本人の感覚的)に略すならSBSWになるはずですよね?何故「By」を「X」と略すんだろうと色々調べて見たのですがそもそも言及している人がいませんでした。(そんな事誰も気にしてないのかな)
しかしどうしても気になって色々調べてみると英語では「X」を「バイ」と発音するんだという事が分かりました。例えば掛け算の際に教科書通りの英語だと「2 x 3 (2 times 2)」と言いますが長方形の面積を求めるだけの場合には「2 x 3 (2 by 2)」という風に「X」を「バイ」と発音して省略したりするみたいなんです。ちなみに2×4(2インチx4インチの木材の寸法規格)を2 by 4と発音したり、カメラフィルムの8×9は8 by 9と発音したりと結構「×」を「by」と発音する事は多いみたいです。
そんなわけで「South by Southwest」を略すと「SXSW」となるみたいです。
SXSWのフォトレポートでは実際のSXSWの会場の様子や、会場の外まで人がわんさかいて、街全体がお祭り状態になっているという事。SXSWで評価されたサービスや音楽、映画は注目され大ヒットするという世界への影響力の大きさなどを写真を見ながら紹介していただきました。
TwitterもSXSWでアワードを取って注目されたんですね…すごい。
078会場視察
お次は078の会場となる場所を視察しました。先ほども紹介しましたが078の会場は「KIITO」と「みなとの森公園」と「東遊園地」の3箇所。今回の会場視察は「KIITO」と「みなとの森公園」でした(東遊園地はアイデアソン前に既に視察済み)。
生憎の雨でしたが傘を持って視察へ出かけました。みなとの森公園は開放感があり、想像していたよりも広かったので音楽イベントをするとなっても
既存のアイデア紹介
既存のアイデア紹介では、何名かの方に既にあるアイデア(サービス)の発表をしていただき、078が盛り上がるために、どのような利用方法があるのか考えました。
単純にそれぞれのサービスがすごく面白くて、考え方次第でいろんな事に活用できるのではないかと思いました。
スピードストーミング
スピードストーミングというのはMITで考案された新しいブレストの方法で、多種多様な人材が集まるアイデアソンなどで新しいアイデアを出していくために有効な手段です。やり方は簡単で…
- 集団で二重の円になり、向かい合った人とペアを組みます。
- テーマについてペアで5分間意見を出し合います。この時メモ等は取らず、話し合いに集中します。
- 5分が終了したら1分間のメモ取りタイム。自分のアイデア、相手のアイデア関係無くメモを取ります。
- 外側の円の人が片方向にズレてペア交代。
- これを何度か繰り返す。
このように、とにかくアイデアについて向かい合ったペアと一緒に5分間話すということ。
そして話し合って出た意見を1分間メモする。メモをする時のポイントは、別にちゃんとしたアイデアになっていなくてもとりあえず書き留めておくという事。
そして相手の話を聞くときのポイントは、相手のいいところを発見して「それいいよね」とか「〇〇は確かに共感できる」など相手の良いところに焦点を当ててコメントするという事。Praise Firstというそうですが、そうすることで場の空気がよくなり、新しいアイデアが出やすくなります。
アイデアスケッチ
スピードストーミングで出たアイデアをイラストを使って簡単なスケッチを行います。
自分が解決したいテーマと、解決策をイラスト中心で1枚の紙にイラスト中心で書くのですが、文字で説明を少し加えて、見た人がパッとイメージできるように書いていきます。
今回は10分以内に2枚以上書くことを目標にして書きました。
ハイライト
アイデアスケッチの際に作成した紙をテーブルに並べ、他の人のアイデアを見て回ります。
この時に良いと思ったアイデアには星印をつけていきます。
(1人何枚にでも星印は付けていいのですが、1つの紙につけられる星の数は1人1つまでです。)
こうする事で、参加者が共感するアイデアがどれなのかわかるようになります。
そのアイデアを基盤として今度はチーム編成へと移ります。
プロトタイプ作成
チーム編成が完了したら、今度はそれぞれのチームの基盤となるアイデアを形にするべく、プロトタイプの作成へと移ります。
要は自分たちのアイデアの試作を行うというわけです。
実際にプロトタイプを作成することで問題点の洗い出しができたり、何より形にする事で分かりやすくなります。
紙に絵を描いたり、用意されてあった小道具を使うなど、方法は様々です。
発表・フィードバック
最後に発表と、その発表のフィードバックを行います。
今回はプロトタイプの作成や発表準備の時間がかなり短かったのですが、どの班も短時間で作ったとは思えないクオリティで、発表にもまとまりがあって凄いなと思いました。
以上が今回のアイデアソンの大まかな流れ且つ、おそらく近年のほとんどのアイデアソンがこのような流れ・形式を取っているのではないでしょうか?
今回学んだこと
今回学んだのは「新しい事を考える事ってめちゃくちゃ難しい」という事です。ハッカソンに比べアイデアソンはアイデアを出すだけですので、まだ楽なんじゃないか?と思っている方も、この記事を読んでいる方の中にはいるかもしれません。
確かに突飛な発想であったり、聞いてて面白くドキドキするようなアイデアはどんどん浮かんできますし、幾つも考えているとその中には「それめっちゃいいよね!」というアイデアも勿論出てきます。
しかしそのアイデアを実現させる。実現に向けての問題点を整理して解決していく事まで考慮してまとめた上で発表するとなると難易度は格段に上がります。
せっかく浮かんだアイデアでも「アイデアは面白いんだけど実現がね〜…」となると勿体無いですよね。
アイデアソンなのである程度突飛な発想をしても良いとは思いますが、その突飛な発想を実現するためにどうすればいいか考えたり、少し引いた目線を持つことの大切さを学びました。
最後になりましたが、5月6日と7日に開催される078。是非お越しください。


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