iStat Menusの「CPU & GPU」アイコン表示と設定
iStat Menusでは、かなり細かい情報を表示するメニューアイコンを追加できます。
今回はそんなiStat Menusの「CPU & GPUアイコン」に絞って、設定や表示を細かくまとめておきます。
そもそもiStat Menusを知らない方は、過去に記事にしているのでそちらもご覧ください。
CPU & GPUアイコンの設定
iStat Menusを起動して、環境設定の[CPU & GPU]サイドバーを選択します。
アイコンの種類
メニューバーに表示するアイコンをカスタマイズできます。
「選択中」部分にドラッグアンドドロップして、どのアイコンを表示させるか指定します。
アイコンクリック時のメニュー表示
アイコンをクリックするとかなり詳細な情報が表示されます。
「CPU」部分をマウスオーバーすると、過去1時間のCPUのグラフが表示され、左上のタブを選択すると最大30日間のグラフが表示されます。
「メモリ」と「プロセッサ」もマウスオーバーで過去1時間のグラフが表示されます。
ロードアベレージもマウスオーバーで過去1時間のグラフが表示され、デフォルトでは青色が「1分の平均」で赤色が「5分の平均」、灰色が「15分の平均」となっています。
また、1番下のアプリアイコンをクリックすると、それぞれのアプリが起動します。
- アクティビティモニタ.app
- コンソール.app
- ターミナル.app
- システム情報
- iStat Menus
メニューの編集
「メニューを編集」をクリックすると、アイコンクリック時のメニューの編集モーダルが表示されます。
左カラムではメニューの見た目に関する項目が設定できます。
項目 | 内容 |
---|---|
カラー | 各セクションのヘッダー文字色を選択 |
ユーザ | CPUグラフの「ユーザ(User)」の色を選択 |
システム | CPUグラフの「システム(System)」の色を選択 |
1分 | ロードアベレージグラフの「1分」の色を選択 |
5分 | ロードアベレージグラフの「5分」の色を選択 |
15分 | ロードアベレージグラフの「15分」の色を選択 |
GPU | GPUグラフの色を選択 |
右カラムでは、メニュー内に表示するセクションを選択したり、並び替えたりできます。
各設定項目
1番下の各項目では、主にプロセス関連の設定と、「Hyper-Threading cores」に関する設定ができます。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
プロセス情報 | プロセス情報の表示パーセントを下記から選択する
|
|
プロセス | プロセス情報で表示する項目数を「3」から「15」の間で選択する | デフォルトは「5」 |
Hide Hyper-Threading cores | 「Hyper-Threading」を非表示にする |
|
Hyper-Threading coresとは
Intelの新しいCPUでは「Hyper-Threading(ハイパースレッディング)」という技術を採用しています。
これは2つのスレッドを同時に実行して1つのコアとする技術なのですが、どうやらmacOSではこれを1つではなく2つ分だとして判定されるようです。
そのため、4コアのCPUは8コアとして表示されるなど2倍の表示になってしまい、システム監視系アプリにもその影響があり、2倍の値が表示されてしまいます。
「Hide Hyper-Threading cores」にチェックを入れておくと、それを防いでくれます。
ちなみにM1 Macの場合は、この「Hyper-Threading」は使われていないため関係ないようです。