Audacityで音声の雑音・ノイズを低減する方法
音声を収録すると、後ろで「サーッ」というノイズが入ることがあります。
今回はAudacityというアプリケーションを使って、この「サーッ」という音をサンプリングして、音声全体からその音を取り除いてみます。
Audacityのインストール
公式サイトからAudacityをダウンロードします。
AudacityはMacだけでなく、Windows・Linuxでも動作していて、音声フォーマットもかなり幅広く対応しているみたいです。
Audacityでノイズ低減
ノイズの取得
まずはノイズ部分の取得を行います。
Audacityを開いて音声ファイルをドラッグして読み込んだた、喋っていない「ノイズのみの部分」をドラッグして選択します。
選択したらメニューの[エフェクト]→[ノイズの低減(N)…]をクリックします。
ノイズの低減ウインドウが表示されるので、ステップ1の「ノイズプロファイルの取得」をクリックします。
これでノイズ部分の取得ができました。
ノイズの低減
次に、ノイズ低減を適用する範囲を選択します。
基本的には音声ファイル全体に適用するので、command + Aで音声全体を選択したら、もう一度[エフェクト]→[ノイズの低減(N)…]をクリックします。
今度はステップ2でそれぞれのパラメータを調節して「OK」を押せば、ノイズの低減が適用されます。
項目 | 内容 |
---|---|
ノイズ低減 (dB) (N) | どのくらいの音の大きさでノイズを削除するか指定する 値が大きいほど静かになるが、やりすぎると必要な音まで消えてしまいます |
感度(S) | ノイズとして認識する音の感度指定 値を小さくするとノイズとして認識される幅が広がりますが、やりすぎると キリキリ音が混ざるようになります |
周波数平滑化 (バンド) (F) | 値を大きくすると、キリキリ音を軽減してくれますが、 大きくしすぎると声がクリアじゃなくなります |
それぞれのパラメータに関してはバランス良くなる場所を探しましょう。
音声ファイルの書き出し
ノイズの低減ができたら[ファイル]→[書き出し]から音声ファイルの書き出しをしたらノイズ低減の作業完了です。