CSS Nite in Kobe, vol.51「すべての人がカメラを持つ時代の SNS映え・ウェブ映えする写真撮影テクニック と 写真撮影の基礎」に参加してきました
先日開催されたCSS Nite in Kobe vol.51「すべての人がカメラを持つ時代の SNS映え・ウェブ映えする写真撮影テクニック と 写真撮影の基礎」に参加してきました。
今回の登壇者
今回の登壇者は、ふわっとの岡田陽一さんとジラフの堀田愛子さんです。
岡田さんはCSS Nite in Kobeの主催をされている方で、著書に『Web制作のための撮影から管理、レタッチまで デザイナー&ディレクターが写真を上手に撮る本』があるデザイナー・フォトグラファーです。
堀田さんはJimdoのエバンジェリストやg.o.a.tのストックフォトパートナーをされている方です。
岡田さんのセッション
素材集・サイトから探す問題点
- いろんなサイトで使われている素材を使うことになる
- 胡散臭い印象を与えてしまう
素材集やサイトから画像を探すと、だいたい似たりよったりの画像になってしまいます。
それに胡散臭い印象を与えてしまっては、せっかくウェブサイトを作ったのに、見に来たユーザーにマイナスの印象を与えてしまいます。
写真の権利問題は大丈夫?
セッション内では日本パッケージ協会の「事例で学ぶ、ストックフォト素材使用の落とし穴」という記事が紹介されました。
この記事を読むと、いかに写真の権利問題が難しいか、そして「無料で商用利用も可能と書いている = 全く問題はない」と言い切れないことが分かります。
また、クライアントから送られてきた画像の権利問題は大丈夫でしょうか?
確かにクライアントから「この画像を使ってください」と言われた画像をいちいちどこから拾ってきた画像なのか調べたりチェックできませんよね。
このように、権利問題はかなりややこしいですし自分たちだけが気をつけておけば安心とはならないのです。
自分たちで写真を撮るメリット
- オリジナリティが生まれる
- 権利問題も大丈夫
- ウェブサイト以外に使いたい場合も使用できる
このときに過去のCSS Nite in Kobeにも何度も登壇してらっしゃる株式会社まぼろしの益子 貴寛さんの言葉が引用していました。
写真はコストではなく、投資である
株式会社まぼろし 益子 貴寛
まさに!という感じの言葉です。
コストと考えてしまうと、「いかにカットするか」という思考に陥ってしまいますが、本来はオリジナリティを生み出したり、撮影した写真データは今後の使っていけと考えると投資なんですよね。
堀田さんのセッション
SNS映えとウェブ映えの違い
SNS映えが共感を求めるのに対して、ウェブ映えはある程度内容を演出しつつも、事実を伝えることが大切になってきます。
確かに、SNSで見かける画像は背景や周辺がぼけていて主役にフォーカスするようになっていたり、普通に撮っても映らないようなふわっとした光が入っているのを見かけます。
逆にウェブで使用する画像は、パッキリしたものが多い印象です。
加工時のポイント
- 元画像はコピーして過去
- トーンカーブで明るさを調整
- グラデーションツール + ハードライトで光を追加する
途中、実際にPhotoshopで画像を加工する部分があったのですが、個人的に面白かったのが「グラデーションツールで光を追加する」というところです。
もちろん違和感が出ないために光の位置は元画像に合わせて作成するのですが、オレンジだったり紫だったりの色を軽く載せるだけで随分印象が変わります。
自分たちで写真を撮るメリット
- 素材を探すのにも結構時間はかかる
- 依頼して送られてくる写真にいいものがなかなか無い
- 解像度が低い
- 縦写真
無料素材を探すって簡単に言いますけど、結構時間がかかりますし、そうやって探した画像も「イメージと違うので他のものってありますか?」となりがちです。
そして、画像素材を依頼して送ってもらっても、解像度が低かったり縦写真でそもそも使えなかったり…
であれば、自分たちで撮った方が時間もあまり変わらずにクオリティが高くなるのは納得でした。