Path Finder 8.5がリリース!ファイル圧縮形式の種類が増えたり、細かい機能がいくつか追加
Path Finder 8.5が2019年5月26日にリリースされました。
今回はその変更点を紹介していきます。
Path Finder 8.5 リリースノート
- New compression engine: up to 30% speed increase when compressing and even more when decompressing files.
- New compression engine: added creation of 7-ZIP, XAR, PAX and CPIO archives.
- New compression engine: added expansion of 7-ZIP, XAR, PAX, CPIO, RAR(3), AR, LHA/LHZ and CAB archives.
- New compression engine: added XZ, LZIP and LZMA (de)compression filters.
- New compression engine: uses the same UI as other file operations, including queueing, progress bar and time estimation.
- Up to 50% (depending on volume and file system type) speed increase when copying files (biggest speed improvements on SSD formatted as APFS).
- Added new undo interface for faster access from a sliding sheet.
- Added “Size Browser” toolbar item.
- Application bundle size reduces by nearly 30%.
- Fixed “Launch Path Finder at login” functionality.
- Fixed Path Finder Desktop text in dark mode.
- Fixed opening of stationery pad documents.
- Fixed empty browser window bug.
- Fixed some potential crashes and exceptions.
- Numerous other UI fixes and improvements.
Path Finder 8.5 リリースノートより
ざっとリリースノートを翻訳するとこんな感じ。
- 圧縮エンジンの刷新:ファイル圧縮が最大30%、ファイル解凍はそれ以上に高速になりました。
- 圧縮エンジンの刷新:「7-ZIP」「XAR」「PAX」「CPIO」の作成ができるようになりました。
- 圧縮エンジンの刷新:「7-ZIP」「XAR」「PAX」「CPIO」「RAR(3)」「AR」「LHA / LHZ」「CAB」の拡張を追加しました。
- 圧縮エンジンの刷新:「XZ」「LZIP」「LZMA」の非圧縮フィルタを追加しました。
- 圧縮エンジンの刷新:圧縮時のUIを、他のファイル操作と同じものにしました。
- ファイルコピー時の速度が最大50%(ファイルサイズやファイル種類によって)向上します(APFSとしてフォーマットされたSSDの最大の速度向上)。
- 新しいundo panelを追加しました。
- ツールバーに「サイズブラウザ」を追加しました。
- アプリケーションバンドルサイズが約30%減少します。
- 修正:「ログイン時にPath Finderを起動」機能を修正しました。
- 修正:ダークモード時のデスクトップテキストが修正されました。
- 修正:Stationery padの表示を修正しました。
- 修正:空のブラウザウィンドウのバグを修正しました。
- 修正:いくつかの潜在的なクラッシュと例外を修正しました。
- 修正:その他多数のUIの修正と改良。
ファイル圧縮部分の変更をアピールしていますね。
圧縮エンジンの刷新
Path Finder 8.5では、ファイル圧縮エンジンが見直され、ファイル圧縮が最大30%高速になっています。
また、これまで「ZIP」「BZ2」「GZ」形式の圧縮したサポートしていなかったのですが、今回のアップデートで「7-ZIP」「XAR」「PAX」「CPIO」「RAR(3)」「AR」「LHA/LHZ」「CAB」などが追加されました。
右クリックからの「形式を指定して圧縮」か、[コマンド]→[形式を指定して圧縮]のどちらかで圧縮ができます。
ちなみにデフォルトの圧縮形式を指定したい場合は[環境設定]→[機能]→[圧縮]の「デフォルト圧縮形式」で指定します。
ファイル操作時のインターフェイスが追加
「ファイルの作成」「ファイルのコピー」「ファイル名の変更」「ファイルの削除」などを行ったときに、いちいちundo panelというものが出てくるようになりました。
このパネルの「取り消し」を押せばすぐ操作の取り消しができるのですが、いらないので「Do not show this message again」にチェックを入れて非表示にします。
再度表示させたい場合は[環境設定]→[ブラウザ]→「Show undo panle」にチェックを入れます。
ツールバーに「サイズブラウザ」が追加
ツールバーに新しく「サイズブラウザ」という項目が追加され、クリックすると開いている階層内のファイルサイズが一覧で表示されるウインドウが表示されます。
ちなみに、ツールバーから表示する以外にも、メニューの[ウインドウ]→[サイズブラウザ]からも表示できます。
これで今までツールバーの項目は44種類だったのですが、45種類になりました。
Stationery Padの修正
ファイルの情報パネルから「Stationery Pad」にチェックを入れておいたファイルは、ダブルクリックで開くと自動的にコピーされ、コピーされたファイルが規定のアプリケーションで開く状態になります。
要は「テンプレートファイル」みたいな役割ですね。
今まで開くときに何かしらバグがあったのか、今回のアップデートでそれを修正したようです。