WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

GUIコンパイラのPreprosを使ってSassのコンパイルを行う

Prepros

初心者の人にとっておそらくもっとも簡単にSassのコンパイルが出来る方法は、GUIコンパイラを使用する方法です。

今回はそんなGUIコンパイラの中でも有名なPreprosの使い方についてです。

Preprosのインストール

Prepros

Preprosは公式サイトからダウンロードしてインストールします。
有料版は29ドルかかりますが、永続的に使用できる無料版もあります(定期的にポップアップが表示されます)。

今回はSassのコンパイル目的で使いますが、SassだけでなくLessやPug(旧Jade)・CoffeeScriptなどのコンパイルや、ライブプレビュー・ファイルや画像の圧縮まで、Webの実装周りに必要な事に幅広く対応しています。

Sassのコンパイルの仕方

Preprosを起動すると下の画像のような画面が表示されます。

Prepros起動画面

プロジェクトの作成

Sassのコンパイルのために、まずはコンパイルしたいファイルが入っているフォルダをPreprosにドラッグアンドドロップしてプロジェクトを作成します。

プロジェクトの作成が完了すると、下の画像のようにフォルダの中身が一覧表示されます。

Preprosの登録

Sassのコンパイル設定

Preprosの画面でSassファイルを選択すると、右サイドバーが表示されます。

ここでSassのコンパイル設定が可能です。

Sassコンパイルの設定

細かい設定は下記の通りです。

項目内容備考
OUTPUT PATH出力されるディレクトリを指定 
Auto Compile保存時に自動でコンパイルするかどうかPreprosが起動している必要あり
Source Mapソースマップ(.map)を
一緒に出力するかどうか
 
Output Style出力するCSSの書式設定選択できるフォーマットは下記の3種類
「nested」→ネストがインデントされた状態で出力
「expanded」→一般的なCSSのフォーマット
「compact」→セレクタからプロパティを1行にして出力
Autoprefixerベンダープレフィックスを自動で付与する 
Minify Css出力するCSSを圧縮するチェックを入れるとOutput Styleの設定に関わらず、
1行に圧縮される

Auto Compileにチェックを入れていればSassファイルの保存時にコンパイルが実行されますし、手動で実行したい場合は「Process File」をクリックします。

あとはPreprosを起動してSassを書いていけば、ちゃんとコンパイルしてくれるというわけです。

ただ、無料版だと定期的にポップアップが表示されてしまうので、よく使う人であれば購入したほうが良さそうです。

Prepros

著者について

プロフィール画像

サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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