既存プロジェクトにCompassが導入されている場合に備えて、最低限Sassのコンパイルだけでも行えるようにしておく
Sassのコンパイルはgulpを使用する事が多いのですが、自分以外が制作した昔のコードを触る時に、Compassというものが使用されている時があります。
がっつりコードを触る場合はgulpの設定からした方がいいのかもしれませんが、scssファイルにcompassが@importされている場合はなかなか面倒です。
少し書き換えるくらいなら、自分もCompassをインストールして使えるようにしておけば、すぐ対応できます。
というわけで今回はMacのCompassインストール方法と最低限の使い方についてまとめておきます。
ちなみに新規にCompassでのプロジェクト作成は2019年2月現在メジャーではありません。
あくまで既存のプロジェクトで使われている場合(「config.rb」ファイルがある場合)に使用することを前提としています。
Compassのインストール
gemのアップデート
まずはターミナルを開いて、gemのアップデートを行います。
$ gem update --system
最新版が入っている場合は「Latest version currently installed. Aborting.」と返ってきますし、最新版じゃない場合はインストールが始まります。
ruby-sassのインストール
gemでSassのインストールをします。MacにはデフォルトでRubyが入っているので、すぐ導入が可能です。
$ sudo gem install sass
Macログイン時のパスワードを聞かれるので入力してenterを押します。
バージョンを指定してインストール
もしバージョンを指定してインストールする場合は下記のコマンドでインストールします。
$ sudo gem install sass -v バージョン
アップデートする場合
既にインストールしていて、アップデートがしたい場合は下記のコマンドを入力します。
$ sudo gem update sass
Compassのインストール
いよいよCompassのインストールです。
$ sudo gem install compass
Compassの使用
Compassの使用方法ですが、「config.rb」ファイルがあるディレクトリをターミナルで開いて下記コマンドを使用します。
$ compass watch
ファイルを更新すると自動でコンパイルされるようになります。
終了したい場合はcontrol + Cを押せば終了できます。
また、後ろにパスを指定すると特定のファイルを監視してコンパイルできるようになります。
$ compass watch ファイルパス
他にもいくつかコマンドがあったり「config.rb」での設定も色々ありますが、今回は最低限コンパイルできるようにする事が目的なので以上になります。