シンプルが特徴のノートアプリ「Simplenote」とApple純正の「メモ.app」の比較
最近Simplenoteを使ってみる機会があったのですが、ふと「Apple純正のメモと具体的にどこが違うんだろう」と気になったので、細かい違いをまとめてみました。
SimplenoteとApple純正メモの比較
SimplenoteとApple純正のメモの比較は下記の通りです。
項目 | Simplenote | Apple純正メモ |
---|---|---|
クラウド同期 | Window・Mac・Linux・Android・iOS | Mac・iOS |
ウェブブラウザでの確認 | ○ | × |
Markdown | ○(設定必要) | △(リストなどのみ) |
Markdownプレビュー | ○ | × |
リッチテキスト | × | ○ |
画像や図の挿入 | ×(Markdownプレビューなら可能) | ○ |
チェックリスト | ○ | ○ |
フォルダ分け(カテゴリ分け) | × | ○ |
タグ機能 | ○ | ○ |
履歴機能 | ○ | × |
ポイントとなるのは下記の3つです。
- クラウド同期
- Markdownかリッチテキスト
- 画像の追加が簡単かどうか
Simplenoteがオススメな人
- MacやiOS以外にも、WindowsやAndroidなど他のOSでも使いたい人
- Markdown形式でとにかく文章だけでメモを書く人
Markdownに対応となってはいるものの、わざわざプレビューするためにプレビューボタンを押さないといけないのは面倒です。
他に特徴的な機能に「履歴機能」があって、過去の状態にさかのぼって、文章の状態が見れます。
とにかく文章でメモを取っていく人の方が合ってそうです。
Apple純正メモがオススメな人
- Apple製品しか基本的に使わない人
- Markdownプレビューは不要な人
- 画像を貼ったり、画像に書き込むタイプのメモをする人
Apple純正メモの特徴は、画像に書き込みができたり、図を描ける点です。
iPadやiPhoneで撮った写真に書き込みをしてメモを残しておくような人は、Apple純正メモがオススメです。
また、別にMarkdownをプレビューする必要がない人であれば、わざわざSimplenoteを使う必要がないので、Apple純正メモで十分そうです。
SimplenoteでMarkdownプレビューする方法
Simplenoteの右上にある「・・・」アイコンをクリックして、「Markdown」にチェックを入れます。
すると、右上に「目」のアイコンが追加されます。
これがMarkdownプレビューのアイコンになります。
あとはMarkdown形式で記述して、プレビューアイコンをクリックするとプレビューされます。
あくまでこの2つはメモアプリ
SimplenoteもApple純正メモにしても、あくまでメモアプリとして考えた方がよさそうです。
「アイデアやあとで思い返すためのちょっとしたメモを溜め込むもの」というイメージです。
大量のノートを管理しようとしたり、長期にわたって記録していくようなものはEvernoteやBearなどのノートアプリを使って方がオススメです。
EvernoteやBearを一時的なメモで汚したくなかったり、そうしたちゃんとしたノートアプリだと「起動時間が…」という場合に、このようなメモアプリを活用するとバランスが取れます。