WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

1Passwordのアカウントを持っていない人にもログイン情報を共有する方法

1Passwordのアカウントを持っていない人にもログイン情報を共有する方法

1Passwordを使うメリットは、下記のようなものがあります

  • 自分のパスワード管理(使い回しや簡単なパスワードを使わなくてよくなる)
  • 社内や家族で、共通のアカウントは共有できる

今回はこの中の「アカウントの共有」の部分の新機能です。
いままでは1Passwordのアカウントを持っていて、グループとして設定した人の中でパスワードの共有がされていましたが、1Passwordのアカウントを持っていない人にも共有できる機能が追加されました。

パスワードのリンク共有

Share items securely with anyone

下記がその新機能の説明です。

Share items securely with anyone

You can now share an item with anyone, securely – even if they don’t use 1Password.

When you share an item, you’ll get a unique link to give to anyone you choose. The link will expire in 30 days, or less if youd like.

You can share with anyone, or restrict access to specific people.

翻訳すると下記の通りです。

誰とでも情報を安全に共有する
1Passwordを使用していない人とでも、安全に情報を共有できるようになりました。
情報共有時に権限付与のためのリンクが表示されます。

必要に応じて30日以内にリンクは期限切れになります。
誰とでも共有したり、特定の人のみにアクセスを制限したりできます。

いままではアカウントを持っている人同士でグループを作ってその中での共有でしたが、リンクによって共有できるようになりました。
便利そうな反面、事故が起きないかが心配です。

パスワードのリンク共有

正式な機能名が見当たらなかったので、本記事では「リンク共有」と呼ぶことにします。

1Passwordのパスワード共有アイコンをクリックすると「共有」という項目が追加されています。

パスワードの共有

これをクリックするとパスワード共有画面が開きます。

パスワードの共有

ここで「リンク有効期限」と「利用可能者」を「リンクを持っている誰でも」か「指定したメールアドレス」か選択します。

「共有リンクを取得」をクリックするとリンクが発行されるので、これを共有したい相手へ送ります。

共有された側

リンクを共有された側は、そのリンクをクリックします。
ちなみに、メールアドレスで共有された場合は、そのメールアドレス宛てに6桁のパスワードが送られてきます。

共有リンクをクリックするとメールアドレスの入力画面が表示されるので、入力して「Send code」をクリックします。

メールアドレスの選択

あとは「Verification code」に、先ほどメールアドレスに送られてきた6桁のコードを入力して「View item」をクリックすればパスワード情報が見られます。

パスワードの設定

懸念点

  • 1度発行してしまうと、削除ができない(期限切れを待つしかない)
  • 相手が閲覧したかどうか、発行側からは見れない

とはいえ、人にパスワードを直接送ろうとして、間違った相手に送信してしまうよりは遙かに安全です。

著者について

プロフィール画像

サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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