WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

CSS Nite in Kobe, vol.50「今、企業が取り組むべきウェブ動画マーケティング」に参加してきました

CSS Nite in Kobe, vol.50「今、企業が取り組むべきウェブ動画マーケティング」に参加してきました

先日開催されたCSS Nite in Kobe vol.50「今、企業が取り組むべきウェブ動画マーケティング 〜ウェブ制作者・ウェブ担当者のYouTube動画への向き合い方〜」に参加してきました。

今回の登壇者

今回の登壇者は、15VISIONのいちがみトモロヲさんと、H2O spaceともすたのたにぐちまことさんです。

お二人ともYou Tubeのチャンネルを運営されていて、いちがみさんはカメラやガジェットに関する内容、たにぐちさんはプログラミング学習に関する内容を動画にして発信しています。

今回はそんなお二人に、企業がどのようにしてウェブ動画に取り組んでいくべきなのか学びました。

いちがみさんのセッション

企業がプロに期待すること

企業が、プロである「ウェブ制作会社」や「映像制作会社」に動画で期待することは下記のような内容です。

  • マーケティングまで見据えた動画提案
  • SNSで反響を出す
  • 品質より内容

「ただ動画を作るだけじゃなく、プラスアルファを期待している」ということです。

また、動画は1本作って終わりではなく、その後の継続的な支援が必要になります。
こうした話を聞いているとウェブと全く同じ状況にありますよね。

動画のメリット・デメリット

  • メリット
    • 情報量が多い(ちゃんと見られれば)
    • シェアされやすい
    • 世界観を作りやすい
    • パーソナリティを出しやすい
  • デメリット
    • コストがかかる
    • 制作時間がかかる
    • 品質が低いとイメージを損なう(プロの作品に慣れて、一般人の目が肥えてる)
    • 時間に縛られるメディア

その他気になった内容

  • ウェブページへの埋め込みは、ただ埋め込めば見られるわけではない
    • テキストを読む人と動画を見る人では、その時の状況や目的も違う
  • 集客に関して
    • YouTube検索は投稿して1〜2日目は狙ったキーワードで上位表示されることがある
    • Google検索の上位表示と違って、半年近くかかったりしない
  • ウェブ動画の企画
    • 話題性重視か、普遍性重視か意識する
    • 文脈を伝える
      • 「前回の動画でも言いましたが〜」 ← すべての動画を見ているわけではない
    • 企画時にKPIを定める

個人的に気になったのが「ウェブページへの埋め込みは、ただ埋め込めば見られるわけではない」ということです。

確かにウェブページを見て回っているときに動画が埋め込まれてあったとしても、よほど気になっている内容でない限り、自分は基本スルーしてしまいます。
おそらく先ほどの動画のデメリットにあった「時間に縛られるメディア」であることが影響している気がしますし、品質の信用をあまりしていないのかもしれません。

そういう意味では、ただ動画にすれば良いというわけではないんだなと気付かされました。

たにぐちさんのセッション

YouTubeのアカウント作成時に気をつけること

  • 自分のアカウントでYouTube開設してはいけない
    • 顔写真・身バレリスク
    • 担当者を増やしたり減らしたりできない
    • 担当者が退社するときに面倒
    • Gmailアカウントを消すとチャンネルも消えてしまう

YouTubeのアカウント作成時にGmailと紐付いて作成された個人アカウントで作成してしまうと、その後の管理が面倒になります。
そうならないためにも、「ブランドアカウント」を作成して管理します。

編集ソフト

編集ソフトに関しては4つ紹介がありました。

たにぐちさんはCamtasia Studioを使用しているようです。
自分はMac限定なのですが、ScreenFlowというアプリを使っています。

その他気になった内容

  • 小手先のYouTube SEOは効かない
    • タイトル・メタタグ・説明欄などを色々変えてみたりしても、上がらないときは上がらない
  • YouTube広告は再生時間が短い
  • バズる動画を出しても登録者は伸びない
  • チャンネル登録は今後への期待

話を聞いていて確かにそうだと思ったのが「YouTubeの検索結果がどういう基準で表示されているのか分からない」ということです。

少し検索して見てみると、Googleのアルゴリズムとは明らかに違いそうです。

まとめ

とにかく動画が来る(来ている)中で、企業としてはただ動画を作るだけでなくプラスアルファを考える必要がありますし、ウェブと同じように作って終わりではなく継続的に運用していくことが求められると分かりました。

まずは動画を作ってみて、動画の感覚に慣れてみるところからスタートしようと思います。

著者について

プロフィール画像

サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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