Macで画面上に図形やフリーハンドで注釈が書ける「DemoPro」
最近のオンラインMTGやちょっとした修正指示に便利なのが「DemoPro」です。
似たようなアプリに「Presentify」がありますが、こちらは描画モードに切り替えてから書くのに対して、DemoProはショートカットキーを入力すればすぐに書けます。
DemoPro
Demo ProはMacの画面上に矢印や長方形などの図形、フリーハンドが書けるアプリです。料金は320円で買い切りになっています。
- オンラインMTGで画面共有をして説明をするときに「ここを見てください」とマウスカーソルをくるくるしないで矢印や長方形を書ける
- ちょっとした修正指示を出すときに、直してほしい場所を囲ってスクショを撮れば、「ここを直して」で場所が伝わる
- Gyazo Proでも同じことができます
画面共有先の人にとって、画面はひと回り小さく表示されてしまうので、マウスはかなり小さくなってしまいます。
共有している側はマウスカーソルをくるくるして説明した方がラクですが、余計なすれ違いを生まないためにも、こうしたアプリを使って1つ1つ確実に意思疎通を取った方が早かったりします。
基本的な使い方
ショートカットキーを入力しながら、左クリックですぐに描画されます。
「Presentify」は描画モードにショートカットキーで切り替えてから書けるようになるので、そこが大きな違いです。
デフォルトのショートカットキーはcontrol + ○系で統一されています。
簡単すぎるのと、MacデフォルトのEmacsキーバインドともバッティングしてしまうので変更をオススメします。
項目 | ショートカットキー | 備考 |
---|---|---|
フリーハンド | control + S | |
線 | control + Q | |
矢印 | control + A | Arrowの頭文字 |
四角形 | control + Z | |
取り消し | control + U | Undoの頭文字 |
画面のクリア | control + X | command + Xで切り取りなので、切り取りつながりで覚える |
タイマーの表示 | control + T | Timerの頭文字 |
ホワイトボード | control + W | Whiteboardの頭文字 |
ブラックボード | control + K |
ちなみに、このデフォルトのショートカットキーは「タイマーの表示」「ホワイトボード」「ブラックボード」以外は片手ですぐに押せるようにキーボード左側のキーに寄せられています。
ショートカットキーを押したあとにドラッグして図形を描画する必要があるので、マウスを持つことを前提とすると片手で押せるショートカットキーにしておくのは必須条件ですね。
カスタマイズする場合は、その辺を考慮して設定するようにしておきましょう。
描画設定
メニューアイコンから「Line Width」でペンの太さ、「Pen Color」でペンの色を変更できます。
色 | ショートカットキー | 備考 |
---|---|---|
青 | control + B | Blue |
ピンク | control + P | Pink |
オレンジ | control + O | Orange |
黄 | control + Y | Yellow |
緑 | control + G | Green |
「Activation」で「Hold hotkey down」だとショートカットキーを押しながらドラッグで描画できますが、「Press Start & Stop」だと1度ショートカットキーを押したらキーを離してもドラッグで描画できて、もう1度ショートカットキーを押せばストップするようになります。
タイマーの表示
タイマー機能も付いています。
真ん中に秒数が表示され、「Reset」と「Pause」が付いているだけのシンプルなタイマーです。
右上の歯車アイコンから「分数」「メッセージ(デフォルトは「resuming in」)」や「色」を設定できます。