WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

Google Maps APIをローカル開発環境で使用するときの制限設定方法

Google Maps APIをローカル開発環境で使用するときの制限設定方法

Google Maps APIは使用量に応じて料金が変わってきます。
そんなGoogle Maps APIで1番注意しないといけないのが、APIキーを他の人に使われないためにどうするか?です。

Google Mapsをウェブ上に公開する場合、設定やキーは全てHTMLやJavaScriptファイルから見れてしまうので、制限を設定していないと簡単に他の人に使われてしまい、使っていない分の料金まで請求される可能性があります。

そうならないためにも、制限設定は必須です。

制限設定方法

APIキーの作成方法は過去に記事にしているので、そちらをご覧下さい。

APIキーの作成が終わった状態で、Google Cloud Platformへアクセスし、サイドバーの[API とサービス]→[認証情報]をクリックします。

[API とサービス]→[認証情報]

「API キー」に現在利用可能なAPIキーが一覧になっているので、制限をかけたいAPI右側の「Edit API key」をクリックして編集画面へ移動します。

Edit API Key

IPアドレスで制限設定

「アプリケーションの制限」で「IP アドレス(ウェブサーバー、cron ジョブなど)」を選択します。

「IP アドレス(ウェブサーバー、cron ジョブなど)」

あとは「新しいアイテム」内に自分のIPアドレスを追加すればOKです。

IPアドレスの追加

ちなみに、自分のIPアドレスはこちらのサイトで確認できます。

IPアドレスは定期的に変わってしまうので、実際に実装・開発作業をするときはVPNを使うことになると思いますが、「一時的に確認できればOK」「試しにGoogle Maps APIをローカルで触ってみたいだけ」のような場合は、VPNを使わずそのまま自分のIPアドレスを入力しても良いと思います。

もしIPアドレスが変わってしまった場合は、登録しているIPアドレスを修正すれば問題ありません。

設定できたら1番下の「保存」を押して完了です。

HTTP リファラーに「localhost」入力はしない

サーバーにアップする場合は「HTTP リファラー」でURLを入力すれば、そのURL以下でしか使用できなくなりますが、ローカル開発環境の場合は特定のURLがないのでそれが使えません。

一応URLに「localhost:xxxx」などlocalhostを入力しても使えますが、それだと関係ない人も同じようにローカル開発環境を作れば使用できてしまいます。

IPアドレスで制限をかけた方が安心・安全です。

著者について

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サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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