iTerm2でウインドウの位置を保存してすぐに復元できる環境設定の「Arrangements」タブ
iTerm2は環境設定の項目がかなり多く、今回はその中でもキーボードを使った操作に関する設定の「Arrangements」タブについてまとめておきます。
Arrangements
メニューバーの[iTerm2]→[Preferences…]から環境設定を開いて、[Arrangements]タブを開きます。
画面上には現在のデスクトップが表示されています(自分の場合デュアルモニタなので、画面が2つ並んでいます)。
「Arrangement」には「配置・段取り」という意味があり、iTerm2でよく使う配置を保存しておけます。
開いているウインドウのProfileも保存できるため、Profileで細かい設定をしておいて、ArrangementでそのProfileを開くようにすれば、いつも使う環境をすぐ呼び出せるようになります。
Arrangementの保存
iTerm2を開いた状態でshift + command + Sを押すか、もしくはメニューバーの[Window]→[Save Window Arrangement]を選択すると、Arrangementの保存ができます。
名前をつけて保存しましょう。
ちなみに、保存できる情報は下記の通りです。
- ウインドウの位置とサイズ
- そのウインドウで開いているProfile
保存したあとにArrangementを選択すると、iTerm2のウインドウが表示される位置やサイズが、画面の青枠内に表示されます。
デフォルトの設定
Arrangementを追加したあとは、選択して「Set Default」を押すと、名前の左に「★」マークが付きます。
shift + command + Rを押すと、このマークが付いたArrangementが反映されます。
Arrangementを開く
保存したArrangementはDockのiTerm2アイコンを右クリックして[Restore Arrangement]の中から選択して開くか、メニューバーの[Window]→[Restore Window Arrangement]から選択して開けます。
アプリ初回起動時の配置を設定する
アプリ初回起動時に、デフォルト設定したArrangementを開きたい場合は[General]タブの方で設定が必要です。
メニューバーの[iTerm2]→[Preferences…]から環境設定を開いて、[General]→[Startup]タブを開きます。
「Window restoration policy」の設定を「Open Default Window Arrangement」にしておくと、iTerm2の初回起動時にデフォルト設定にしたArrangementが表示されます。