Path Finder9.0.7からドロップスタックを折りたたまない設定が追加!
Path Finderの9.0.7がリリースされました。
Changes in version 9.0.7:
- Added option not to collapse Drop Stack after being emptied.
- Fixed color label drawing for files without color label, but with color tag.
- Fixed file sorting by label for files without color label, but with color tag.
- Fixed terminal module default settings from user preferences.
- Fixed collapsing and expanding Sidebar groups.
- fixed removing item from Sidebar “Favorites” for deleted file.
- Other numerous small improvements and fixes.
翻訳すると下記の通りです。
- 空になった後にドロップスタックを折りたたまないオプションを追加しました。
- カラーラベルがなく、カラータグが付いているファイルのカラーラベルの描画が修正されました。
- カラーラベルはないがカラータグが付いているファイルのラベルによるファイルの並べ替えを修正しました。
- ユーザー設定のターミナルモジュールのデフォルト設定を修正しました。
- サイドバーグループの折りたたみと展開を修正しました。
- 削除されたファイルのサイドバー「お気に入り」からアイテムを削除する問題を修正しました。
- その他の多数の小さな改善と修正。
細かい修正がほとんどですが、その中で唯一求めていた機能が追加されていました。
それが「空になった後にドロップスタックを折りたたまないオプション」です。
ドロップスタックを使う機会が少し増えるかもしれません。
ドロップスタックが折りたたまれてしまっていたことへの不満
いままではドロップスタックからファイルを移動させて空になると、自動でドロップスタックが折りたたまれていました。
そのため、次にドロップスタックを追加するときにドラッグアンドドロップで追加しにくくなります。
ショートカットキー(control + A)を使えばいいじゃないかと思うかもしれませんが、たまにしか使わないのでショートカットキーを覚えにくいのと、ドロップスタックのメリットは複数のファイルやフォルダをまとめて一カ所に集められることです。
そもそも1つのファイルの移動であれば、わざわざドロップスタックを使わず、カットアンドペーストを使ったり、デュアルブラウザを使ったりします。
ドロップスタックは例えなら「買い物かご」です。
いろんなフォルダに散らばった素材ファイルを集めて、一カ所に集めたり一気にZip圧縮!のような使い方に非常に便利です。
ショートカットキーを使ってもいいのですが、追加するファイルをドロップスタックに入れたときに気づきにくいので、あえてドラッグアンドドロップで「いまこのファイルを追加した」ことを確認しながら追加しています。
そのため、空のときにドロップスタックが閉じてしまうのは不満でした。
ドロップスタックを折りたたまないオプションの設定
Path Finderのドロップスタックの設定パネルに「コピー後も項目を残しておく」があるので、これにチェックを入れれば設定完了です。
これでドロップスタックは常に表示されたままの状態になります。
ドロップスタックに限らず、Path Finderのモジュールには面白い機能がたくさんあるのですが、「実務で使うにはもう一歩足りない…」ものが多いです。
今回のようにアップデートでモジュールの設定項目がどんどん増えていけば、自分の業務内容に応じてモジュールをカスタマイズして使えるようになるので、今後のアップデートが楽しみです。