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ポモドーロテクニックを実践するために役立つデバイスごとのオススメアプリ

ポモドーロテクニックを実践するためのデバイスごとのオススメアプリ
この記事の要約
  • とりあえず始めたい人と、どこでも使いたい人はiPhoneアプリのBe Focusedがオススメ(有料版のBe Focused Proなら広告が外れる)
  • PCで作業するときはChrome拡張機能のStrict Workflowがオススメ
  • Alexaだと「集中タイム」というスキルがあったり、スマートスピーカーでもタイマーをうまく使って実現できるけど、業務などでガッツリ使うのには向いてない

前回の記事でポモドーロテクニックについての概要を説明しましたので、「ポモドーロテクニックってなに?」という方はそちらをご覧ください。

今回はポモドーロテクニックを実践するために必要となるアプリやサービスをまとめました。
人によって合う・合わないがあるので、試せるものは試して1番合う方法を選ぶのがベストではありますが、とりあえずの参考にしてください。

iPhoneアプリ

iPhoneアプリではBe Focusedが1番使いやすいです。
無料版と有料版のBe Focused Proがあり、有料版だと広告も外れます。

使い方も非常にシンプルですし、タスク名の入力もできるので「トラッキング」が非常にしやすい作りになっています。

また、後述するApple Watchからも操作ができるのが地味に便利です。

ただ1点不満を挙げるとしたら、iPhoneだと25分経ったことに気づかない場合があります。
音量をちゃんと設定していれば問題ないのですが、自分の場合は集中するために基本的にiPhoneから音が出ないように音量は常に0にしています。

あと、不満というレベルではないですが気になるのが「アプリアイコン」です。
無料版の方に「Lite」などのラベルを貼ってほしいのですが、なぜか有料版であるBe Focused Proのアイコンの方に「Pro」のラベルが貼られています。

アプリアイコンって地味にテンションに直結する要素だと思っているので、ラベルが貼られてしまうのはなんだかモヤモヤします。
それでも作りはいいですし、とりあえずポモドーロテクニックをはじめてみたい人には良さそうです。

Apple Watch

先ほど紹介したBe Focusedは、Apple Watchからも操作ができます。

基本的にはスタート・ストップしかできないのですが、地味に便利です。
スマホが視野に入っていると、それだけで集中力が落ちると言われています。

せっかくポモドーロテクニックを使って効率的に仕事がしたいのに、タイマーであるスマホが視界に入って効率が落ちたら意味がないので、スマホを視界から消すためにもApple Watchから操作できるのはありがたいです。

ただ、コンプリケーションに追加できないのでわざわざアプリ一覧から起動させないといけないのが面倒です。

Chrome拡張機能

Strict WorkflowというChrome拡張機能を追加すると、Chromeでポモドーロテクニックが使えます。
しかも、通知もブラウザ標準の者を使っていますし、音を出すとしてもそこまでうるさくありません。

他にもTwitterやFacebookなどの特定のサイトにアクセスしようとしても、集中している時間(25分)の間はアクセスできなくする機能があります。

PCで作業する場合はほとんどの場合ブラウザを起動していますし、後で紹介するMacアプリよりもこちらを使った方が便利です。

Macアプリ

MacアプリにもBe Focusedがあります。
iPhoneアプリと同様に有料版のBe Focused Proだと広告が外れます。

「iPhoneだとわざわざアプリ起動するのが面倒で、結局スタートし忘れて習慣にならない」という人や、作業中に視界にiPhoneが入っていると集中力が落ちてしまったりもするので、Macで仕事をしている人は仕事中はMacアプリ版を使った方がいいかもしれません。

Alexa

Alexaスキルの「集中タイム」を使えば、ポモドーロテクニックをAlexaで使えます。

有効化したら「Alexa、集中タイムを起動して」ですぐに始まります。

ただ、25分経つごとに「お疲れ様でした。作業は集中できましたか?5分休憩をしましょう」みたいなことを毎回言われるので、正直うっとうしいです。

また、BGMの環境音がランダムで流れてしまいます。
「環境音なしでスタート」と言えばBGMをなしにできると説明にあるのですが、自分の場合は何度やっても普通に環境音が流れてしまいます。

ずっと使うものなので、本当にスタート・ストップが分かって、BGMも自分で完全に選択したいものです。

Google Home

Google Homeの場合は、Alexaのようにスキルがあるわけではないので「OK Google、25分タイマー」→「OK Google、5分タイマー」を繰り返す必要があります。
かなり面倒ですし、1日に何ポモドーロも繰り返す仕事中には使えませんが、「ちょっと1時間だけ勉強しよう」みたいなときには十分使えます。

また、Alexaと違ってBGMが勝手に流れることや、終わったあとに余計なねぎらいもないのでシンプルに使えます(そういう意味では、Alexaも直接25分タイマーをすればいいのですが)。

タイマー

アプリに頼らず、普通に物理的なタイマーを使う方法もあります。
自分も一時期試していましたが、やるならいくつか注意ポイントがあります。

  • ポモドーロテクニック専用のタイマーにする
  • タイマーは時間の設定がすばやく行えるものにする
    • もしすばやく設定ができないのであれば、「25分用」と「5分用」で2個用意する
  • 音はできる限り小さいもの

まず、タイマーはポモドーロテクニック専用のものにしましょう。
「キッチンタイマーは普段キッチンに置いておいて、ポモドーロテクニックするときは仕事部屋に持って行って…」なんてことは面倒ですし、だいたいどこかへ消えます。

次に大切なのがタイマーの時間設定がすばやくできるかどうかです。
もともとポモドーロテクニックの名前の由来である、トマト型のキッチンタイマーはひねるだけで時間設定ができるので、時間設定がしやすいという点ではポモドーロテクニック向きです(音が大きいのでオススメはできませんが)。

普通のキッチンタイマーなどの場合はボタンを長押ししたり連打する必要があるので、25分の設定にひと苦労です。
しかもそのあとは5分に設定…を繰り返すので、それなら5分用と25分用の2つのタイマーを用意しましょう。

最後は「音」です。
ポモドーロテクニックは25分と5分のサイクルを繰り返すので、1時間に4回アラームが鳴ります。
仕事で使うとなるとそれが1日中続きます。

できる限り小さい音のものにしましょう。

最初自分が試したときは、普通のキッチンタイマーだったので音がうるさく(しかも手の届く範囲に置くことになるので近い)、鳴るたびにびっくりしてました。
ストレス的によろしくないので、本当に音が小さい方がオススメです。

アプリの方が自分は慣れてしまったのでもう使っていませんが、一応オススメのタイマーはMAGのタイマーです。

MAG(マグ) デジタルタイマー カウントアップ カウントダウン 音量切替機能 マグネット付き 置き掛け兼用 ホワイト XXT504WH

このタイマーは音量を「大・小・ライト」から選べて、ライトの場合はライトが光るだけで音がなりません。
また、机に立てて使えるので、机で作業するときにも目の前に置いて使えます。

著者について

プロフィール画像

サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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