Dropboxのスマートシンク機能でハードディスクの容量を消費せずにファイルの管理を行う
今まで、Dropboxにフォルダを同期するときは、PCのハードディスクの容量も取ってしまうため、不要なファイルは同期しないのが基本でした。
しかし最近のDropboxの値上げで、今までDropbox Professionalのユーザーしか使用できなかった「スマートシンク機能」が使えるようになりました。
自分も何度かDropbox Professionalになろうか迷いましたが、Dropbox PlusとDropbox Professionalでは料金が倍近く違っていたので、諦めていました。
今回はようやく一般のユーザーでも手が届きやすくなったスマートシンクについてまとめておきます。
スマートシンクとは何か?
今までDropboxの同期は「ハードディスクの容量を削ってローカルにファイルをダウンロードして同期する」もしくは「ローカル上、もしくはオンライン上にのみ存在していて、それを同期しない」の2択でした。
しかし、スマートシンク機能を使うと下記の3つの状態でDropboxを利用できるようになります。
- ローカルにはダウンロードせず、オンライン上にだけあるファイル(必要な時のみダウンロードして編集するため、ハードディスクを圧迫しなくて済む)
- ローカルにダウンロードされているファイル(ローカルにダウンロードされているので、すぐに編集できる)
- ローカルのみとオンラインのみが混在しているフォルダ
今回のアップデートでDropbox Plusの最大容量も2000GBまで拡大されたので、とりあえずDropboxに保存しておいて、スマートシンクでよく使うファイルだけローカルに落としておけば、Macの容量を気にせず作業ができます。
スマートシンクの有効化
スマートシンク機能はデフォルトではオフになっているので、それをオンにしてあげる必要があります。
まず、Dropboxの[基本設定…]→[全般]→「新しいコンテンツを同期」項目にある「有効にする」リンクをクリックします。
「スマート シンクを有効にする」というウインドウが開くので「続行」をクリックします。
これでスマートシンクの設定は済みましたので「完了」を押してウインドウを閉じます。
スマートシンクの設定
有効にしたあとに[基本設定…]→[同期]→「スマート シンク」でオンを選択しておくと、数ヶ月編集していないファイルは自動でオンラインのみになります。
ハードディスクの容量をかなり節約できるので、オンにしておきましょう。
スマートシンクの切り替え
「ローカル」と「オンラインのみ」を切り替えたい場合はFinderで右クリック→[スマートシンク]から選択できます。
ちなみに、Path Finder 8.5.4の現在ではスマートシンクを切り替える方法がありません(しょっちゅう切り替えるものではないと思いますが)。