WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

アプリ・サービス名の読み方を調べる方法

アプリ・サービス名の中には「これ何て読めばいいんだ……?」という名前のものが存在します。また、知らず知らずのうちに間違った読み方で覚えてしまっていることもあります。

文章でのやり取りだけなら困りませんが、ミーティングや対面での会話ではそうもいきません。
何より、考えごとをするときにも頭の中でその言葉を使うわけですが、読み方が分からないとノイズになります。

今回はアプリ・サービス名の読み方を調べる方法についてまとめます。

読み方を調べる方法

「〇〇 読み方」で検索する

いちばん手軽なのがとりあえず読み方について検索する方法です。
読み方に迷うような名前は他の人も同じところで迷っているので、「〇〇 読み方」で検索すると大抵は誰かがまとめてくれています。

例えばdotfilesを管理するchezmoiは「シェモア」と読みます。
フランス語の「chez moi(我が家)」が由来だそうですが、日本人で初見で読める人はなかなかいないと思います。

chezmoiの場合は特に検索候補にも表示されるので、読み方が気になって調べている人が多いのでしょう。

AIに聞く

最近はAIを使う人も多いと思いますが、読み方に関する情報はAIが間違えやすいと思っています。

出典がないまま、それらしい読み方を自信満々に返してくることがあります。
参照元リンクまで見ておくようにしましょう。

出典が出てこない読み方は、鵜呑みにせずに別の方法でも確認します。

公式サイトやドキュメントを確認する

サービスによっては、公式サイトやヘルプに読み方や発音記号が書かれています。

例えば、ディスプレイの色温度を調整してブルーライトを抑える「f.lux」は、公式のFAQに「How do you guys say “f.lux”?」という項目があり、「We say “flux.”」で「エフラックス」ではなく「フラックス」と発音することが分かります。

ウェブサーバーの「nginx」も、公式サイトの1文目が「nginx (“engine x”) is an HTTP web server,」から始まります。
名前の直後に読み方が書かれていて「エンジンエックス」と読むことがわかります。

開発者向けのツールならGitHubのREADMEや公式ドキュメントも有力です。
先ほどのchezmoiは、公式ドキュメントのトップに「pronounced /ʃeɪ mwa/ (shay-mwa)」と発音記号があり、音声ファイルまであります。

ちなみに日本語だと「シェモア」と書かれることが多いのですが、公式の発音記号を見ると「シェイモア」に近い音です。

日本語版のサイトを確認する

日本語版のドキュメントが用意されている場合、英語の正式表記のあとに括弧書きで読み方が書かれている場合があります。

フロントエンドのビルドツール「Vite」の日本語ドキュメントには、「Vite(フランス語で「素早い」という意味の単語で /viːt/ ヴィートのように発音)」と書かれています。

発音記号や音声ファイルもありますし、その上でカタカナ表記まで記載してくれています。日本語話者に向けて公式が出しているので、これ以上確かな情報はありません。

公式の動画で発音を聞く

文字で見つからないときは、公式のプロモーション動画やカンファレンスの発表を聞く方法があります。

ちなみにGoogleが開発しているAIの「Gemini」は、日本語のサイトや動画では「ジェミニ」ですが、英語の発表では「ジェミナイ」と発音されています(ふたご座を意味するGeminiの英語読みがジェミナイなので、英語としてはそちらが自然です)。

日本語の広告を見てみると、「ジェミニ」と発音しています。

英語の場合は「ジェミナイ」と発音しているのが分かります。

また、Xの旧サービス名「Twitter」も、日本では「ツイッター」が一般的でしたが、アメリカでは「トゥイッター」に近い音で発音されていました。

このように国によって呼び方が違う場合もあるので、公式が日本語として出しているものや、カタカナ表記にした場合にどのように扱っているのかは確認しておいた方が良いでしょう。

翻訳サービスに発音させる

公式にも日本語版にも記載が見つからないときの手段です。
Google翻訳のような読み上げ機能に入れると、英語として自然に読んだ場合の音を聞けます。

ただし、固有名詞の読みを保証してくれるわけではありません。
造語やもじりが入った名前だと、開発元が意図した読み方とは違う音になることもあります。

「英語話者が普通に読んだらこうなる」くらいの参考として使います。

読み方が割れる言葉もある

読み方が割れる有名な言葉が画像形式の「GIF」です。

GIFの開発者であるSteve Wilhite氏は2014年のウェビー賞の授賞式で「It’s pronounced “jif” not “gif”」とスライドに出しています。

生みの親が言っているので「ジフ」が正しいということになりますが、「ギフ」と読む人もいます(特に英語圏だと「ギフ」読みの方が多かったそうです)。

基本は生みの親が言っている「ジフ」読みにしつつ、「ギフ」と読む人もいると覚えておきましょう。

この辺りは相手に伝わるかどうかも大切なので、相手の読み方によって読み分けるのが良さそうです。
相手が「ギフ」と読んでいるのを無理に指摘する必要はないでしょう。

まとめ

チャットコミュニケーションが多いと、普段は問題なく感じてしまいますが、改めて見直してみると読み方に自信のない単語は多いのではないでしょうか。

また、そもそも読み方を調べる癖をつけるためには、単語登録をするのがオススメです。

スペルがややこしい名前や、どこが大文字だったか毎回迷う名前も、登録しておけば入力ミスがなくなりますし、登録するときには「読み」も入力する必要があります。
そこで自然に「これ何て読むんだっけ」と調べることになるので、入力の効率化と読み方の確認を同時に済ませられます。

著者について

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@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインを学び、卒業後は神戸の制作会社でWeb制作に従事しています。Webrandumは2016年から運営し、ウェブデザイン、フロントエンド開発、WordPress、CSS、JavaScript、制作環境の効率化を中心に、実際に試した内容を執筆しています。

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