WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

Keyboard Maestroでfnを使ったショートカットキーを設定したい場合は、BetterTouchToolを経由するのがオススメ

Keyboard Maestroでfnを使ったショートカットキーを設定したい場合は、BetterTouchToolを経由するのがオススメ

Keyboard MaestroとBetterTouchToolは非常に似ているのですが、それぞれに長所と短所があります。

  • Keyboard Maestro
    • 個人的にBetterTouchToolよりもマクロが作りやすい
    • アクションが豊富でかなり自由にMacを操作できる
  • BetterTouchTool
    • fnキーがショートカットキーに使える
    • ジェスチャーやタッチバーのカスタマイズができる

もしKeyboard Maestroで作成したマクロをBetterTouchToolから発火できれば、いままでKeyboard Maestro単体ではできなかったトリガーが使えますよね。

今回はその方法をまとめておきます。

Keyboard Maestroの設定

まずはKeyboard Maestroで、発火させる用のマクロを作ります。

トリガー設定の「New Trigger」の下にある「Or by script」をクリックして「Or by Shell script」に変更します。

Keyboard Maestroで発火させるマクロ

するとShellScriptのコードが表示されます。
このShellScriptをBetterTouchToolで実行されるように設定しましょう。

BetterTouchToolの設定

今回はサンプルとして、fn + Sのショートカットキーで発火するようにしてみます。
まず、BetterTouchToolを開いて新しいトリガーを設定します。
ショートカットの記録でfnを使ったショートカットキーが割り当てられるので、fn + Sを押して設定します。

次にアクションの設定で「他のアプリケーションを制御する」内にある「シェルスクリプト/タスクの実行」を選択します。

シェルスクリプトの実行アクション

最後にスクリプトの入力欄に、先ほどのKeyboard MaestroのShellScriptを貼り付ければOKです。

シェルスクリプトをペースト

全文貼り付けてもいいのですが、「#」が先頭に付いてある行はコメントなので、貼り付けなくても問題ありません。

発火の確認

設定ができたら試しにfn + Sを押して、ちゃんとKeyboard Maestroのマクロが発火するか試してみましょう。

BetterTouchToolもKeyboard Maestroも、単体で使ってもかなり高度なことができますが、組み合わせるとそれぞれの特徴を最大限発揮できます。

今回はショートカットキーでしたが、他にもBetterTouchToolにはいろいろなトリガーがあるので、いろいろ試してみると面白いです。

管理対象のアプリが2つになるので、何でもかんでも設定すると管理が大変になってしまいますが、よく使う全てのアプリ共通のマクロはfnを基点としたショートカットキーに設定すると良さそうです。

著者について

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サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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