Keyboard Maestroの「Prompt for User Input」でユーザーの入力に応じて変化するマクロを作成する方法
Keyboard Maestroの「Prompt for User Input」アクションを使うと、プロンプト(ウインドウ)が表示され、ユーザーの入力した内容に応じてマクロを変化させられます。
これを使いこなせば入力内容に応じて変化するマクロが作れるようになります。
マクロサンプル
下記のマクロはプロンプトで入力したテキストをフォーマットに含めてペーストするマクロです。
このマクロをベースに複数変数を用意すれば、後から情報を変えてペーストできるスニペットが作れますし、変数の内容に応じてIf Then Elseアクションで条件分岐させたりもできます。
入力項目を増やしたりもできますし、Keyboard Maestroでできることの可能性がかなり広がります。
Prompt for User Inputの使い方
Prompt for User Inputアクションは「タイトル」「説明文」「変数」「ボタン」の設定をして使います。
実際に表示されるプロンプトは下記のものです。
変数の設定
Prompt for User Inputはマクロ実行時にプロンプトから変数に値を入力し、その入力した変数を使って以降のアクションに利用していきます。
そのため変数の設定が最も重要です。
変数の追加は「Variables and Default Values:」で行います。
左の入力欄は「変数名」、右の入力欄は「デフォルト値(空でもOK)」となっています。
入力タイプの変更
デフォルト値の書き方を変えるだけで、テキストフィールド以外の入力方法に変えられます。
入力タイプ | 設定方法 | 備考 |
---|---|---|
テキストフィールド | 通常 | |
ポップアップフィールド | デフォルト値で単語を| で区切る |
|
チェックボックス | デフォルト値に0 | 1 または1 | 0 と入力 | チェックされている場合は「1」、されていない場合は「0」が変数に入る |
パスワードフィールド | 変数名の最初に「Password」か「PW」が入る | 入力時に入力した内容が黒丸になる (それ以外はテキストフィールドと同じ) |
ボタンの設定
基本は「OK」と「Cancel」の2つで問題ないと思います。
「OK(特に何も設定していないボタン)」は次のアクションへ進めるためのボタンで、「Cancel(Cancel Macroにチェックが入っているボタン)」はマクロをキャンセルして終了させるボタンです。