MacDownでLaTeX風の記述を使って数式をキレイに表示させる
よく使っているMarkdownエディタのMacDownにLaTeX風の記述ができたので、色々遊んでみました。
LaTeXとは?
LaTeXは、複雑なテキストを表現するために作られた組版システムです。
結構色んな読み方があるようで「ラテック」「レイテック」「ラテフ」などの読み方があるそうです。
もともとはTeXというシステムを元に作られたようです。ちなみにTeXは「テック」または「テフ」と読むらしく、「テック」読みが一般的らしいので、自分はそれに合わせてLaTeXは「ラテック」と読むことにします。
また、日本ではTeXとLaTeXを日本語化したpTeX・pLaTeXというものが比較的に使われているそうです。
表示
実際の表示は下の画像のようになります。キレイにプレビューされていますね。
MacDownでの設定
今回は、MacDownの[環境設定]→[レンダリング]→「LaTeX風の数式シンタックス」にチェックを入れて、簡単な数式を表示する方法についてまとめてみます。
LaTeXの書き方
基本
まずは数式を書く時は$(ドルマーク)で文字を囲みます。
$数式を書く時はドルマークで囲む$
自乗
a^2の形式で自乗になります。
$y = ax^2$
下付き文字
a_{b}の形式で下付き文字になります。
$a_{i}$
単位
{a/b}の形式で、単位に使われる「a毎b」の表現ができます。
${m/s}$
括弧
\left(で左括弧、\right)で右括弧が表現できます。
普通の括弧と違って、分数や自乗などのサイズにキレイに合わせてくれます。
$\left( \right)$
分数
\frac{a}{b}の形式で「b分のa」の表現ができます。
fracはFraction(分数)の略です。
$\frac{1}{2}$
平方根
\sqrt{a}の形式で、平方根であるルートを表現できます。
sqrtはSquare Root(平方根)の略ですね。
$\sqrt{2}$
インテグラル
\int_{a}^{b}で、積分記号を表現できます。
intはIntegralの略ですね。
$\int_{a}^{b}$
三角関数
\sinでサイン、\cosでコサイン、\tanでタンジェント、ついでに\thetaでシータを表現できます。
$\sin\theta=\frac{b}{a}$
$\cos\theta=\frac{c}{a}$
$\tan\theta=\frac{b}{c}$
対数
\logで対数を表現できます。
$\log$
総和・総状
\sumで総和(シグマ)、\prodで総乗(大文字のパイ)を表現できます。
sumはそのままSum(和)でprodはProduct(積)の略ですね。
$\sum \prod$
まとめ
他にも細かい書き方は色々あるみたいなのですが、とりあえず基本的な書き方はこんな感じです。
自分の場合、今のところ使う機会はありませんが、PC上でこうやってキレイに数式を表示させられるのはなかなか面白いですよね。