Path Finderのデュアルブラウザで、別枠へのファイル移動とコピーを使いやすくする
この記事の要約
- Path Finderではデュアルブラウザ時に[コマンド]→[左(右)の枠へコピー]と[左(右)の枠へ移動]でもう片方のブラウザへファイルの移動やコピーができる
- しかし、ショートカットキーがコピーはF5、移動はF6と微妙にホームポジションから遠い上、覚えにくい
- Keyboard Maestroを使って移動はshift + command + 矢印、コピーはoption + shift + command + 矢印に設定して解決
Path Finderにはデュアルブラウザ機能というブラウザを同時に2つ表示できる機能があります(デフォルトのショートカットキーはF1で機能のオン・オフ切り替え)。
この機能のおかげで、片方のブラウザでメインのフォルダを開きつつ、素材フォルダやダウンロードフォルダをもう片方のブラウザで開いて作業…なんて使い方ができます。
また、tabを押せばブラウザのフォーカスをもう片方に変更できたりもするので、キーボードだけでPath Finderを操作する人にとっても便利です。
そんな便利なデュアルブラウザ機能ですが、いまだに慣れないのが「別枠へのファイル移動」と「別枠へのファイルコピー」です。
別枠へのファイル移動とコピー
右側のブラウザで選択したファイルを、左側のブラウザで開いているフォルダに移動させたいとき、普通はドラッグアンドドロップしか方法がありません。
しかしPath Finderは[コマンド]→[左(右)の枠へコピー]と[左(右)の枠へ移動]があり、これを使うと選択したファイルをもう片方のブラウザへ移動したりコピーできます。
ただ、ショートカットキーがコピーはF5、移動はF6と微妙にホームポジションから遠い位置にあるのと、どちらがコピーでどちらが移動なのか覚えにくい欠点があります。
というわけで、使いやすく覚えやすい設定を考えてみました。
Keyboard Maestroを使って矢印キーと組み合わせる
いろいろ試してみて最終的にたどり着いたのが矢印キーを使ったショートカットキーです。
Path Finderの機能でショートカットキーを設定してもいいのですが、それだと1項目につきショートカットキーが1つしか割り当てられないので、Keyboard Maestroを使って設定をします。
「Select ot Show a Menu Item」アクションを使ってメニュー項目を選択するだけのマクロです。
自分の場合は、移動のショートカットキーはshift + command + 矢印としました。
メニューが「右の枠へ移動」は→で「左の枠へ移動」は←で設定します。
ショートカットキーの考え方
command + 矢印だとフォルダの開閉になるので、shiftを追加してshift + command + 矢印にています。
コピーの場合はoption + shift + command + 矢印です。移動のショートカットキーにoptionを追加しているだけです。
マウス操作の場合も、optionを押しながらドラッグするとコピーなのでそれに合わせています。
まとめると下記のようになります。
メニュー | |
---|---|
左(右)の枠へ移動 | shift + command + 矢印 |
左(右)の枠へコピー | option + shift + command + 矢印 |
Keyboard Maestroで追加したショートカットキーなので、もちろんF5とF6のショートカットキーもいままで通り使えます。
これでデュアルブラウザ時もほとんどマウスを使うことなくPath Finderの操作ができそうです。