ファイル移動を補助するPath Finderの特徴的な機能「ドロップスタック」について
FinderからPath Finderに乗り換えた人が、真っ先に目につくものといえば、左サイドバーの1番上に当たり前のようにあるドロップスタック機能(二重丸のアイコンがある枠)ではないでしょうか?
今まで自分はあまり使いこなせていなかったのですが、今回はこのドロップスタック機能についてまとめてみます。
ドロップスタック機能とは?
ファイルやフォルダを別の場所へ移動をしたい時、どのように操作していますか?
- 複数ウインドウを立ち上げてドラッグで移動
- ファイルをcommand + Xでカット、目的の場所へ移動してcommand + Vでペースト
- デュアルブラウザで目的の場所を表示して、ドラッグで移動
- 下の階層の場合は、フォルダをドラッグしてフォルダの上にカーソルを合わせて下の階層へ降りていく
色々方法はありますが、その選択肢の1つとして加えられるのがドロップスタック機能です。
ドロップスタック機能をひと言で説明するなら、「ファイルの中間地点」になります。
ドロップスタック機能の細かい使い方
移動したいファイルをドロップスタック部分(二重丸アイコンが表示されている枠内)へドラッグしてみましょう。
すると、ファイルがドロップスタックに追加されます。
この状態で目的の場所へ移動して、ドロップスタック内から目的の場所へファイルをドラッグすると移動完了です(元の場所にあるファイルはなくなって移動完了になります)。
ちなみに、optionを押しながらドラッグするとコピーになります。
ドロップスタックに入れたファイルをキャンセルしたい場合は右クリックして[一番上のものを削除]もしくは[すべて削除]でキャンセルできます。
ドロップスタックへは複数ファイルの追加もできます。
この機能の便利な点は、色んな階層にあるファイルをドロップスタックへ入れながら移動していって、目的の場所へ一気に移動できる点です。
また、移動する時に使うタブやウインドウも1つで済みます。
Path Finderはデュアルブラウザに対応しているので、あえてタブ1つで済ます必要はないのかもしれません。しかし、余計なタブ・ウインドウはできるだけ作らない方が、画面上がスッキリします。
ドロップスタック内のファイルを圧縮する
ドロップスタックへファイルを追加して、最終的にそれらのファイルを圧縮して書き出すこともできます。
やり方はドロップスタックにファイルを追加して、右クリック→[圧縮]で保存先を指定すれば完了です。
ショートカットキーでドロップスタックに追加する
[環境設定]→[機能]→[キーボード]→[ファイル]→「ドロップスタックへ追加」にショートカットキーを設定しておくと、ファイルを選択してショートカットキーを押せば、ドロップスタックへファイルが追加されるようになります。
デフォルトでは何も設定されていませんが、自分はcontrol + D(Drop Stackの頭文字)に設定しています。