macのFinderで不可視ファイルを見れるようにする幾つかの方法
macのFinderで不可視ファイル・フォルダを表示する方法をまとめておきます。
不可視ファイルというのはドットから始まるファイルの事で、デフォルトでは表示されないファイルの事です。
例としてはApacheの「.htaccess」やGitの「.git」フォルダなどが挙げられます。
こういった不可視ファイルには、一般的には見る必要のない情報や、細かい設定情報が保存されています(だからこそ、見えないようにされています)。しかし、Webの開発を行うに当たって、それらのファイルを確認したり、編集する必要が出てきます。
今回はそんな不可視ファイルを表示する幾つか方法をまとめておきます。
Finderのショートカットキーを使う
[2019年1月13日追記]:
Twitterにて、FinderでCommand + Shift + .(ピリオド)で不可視ファイルの切り替えが出来るとの情報をいただきました。ありがとうございます。
Finder で ⌘ + Shift + . のショートカットでのトグルが手っ取り早くて好きっす。 https://t.co/ve1PR8y5XF
— TD (@tadakozo) 2019年1月10日
macOS Mojave(10.14.2)で試してみたところ、ちゃんと切り替えが出来ました!
Finderのメニューやシステム環境設定などに見当たらなかったのですが(今回改めて見て回りましたがやはり見当たらず)明示的に表示しておいて欲しいものですね。
ターミナルで設定を変更する方法
ターミナルを起動し、下記のコマンドを入力する事で設定を変更する事が可能です(先頭の$記号は不要)。
$ defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles TRUE
入力してEnterを押すと設定が切り替わります。後はFinderを再起動させる必要があるので、下記コマンドを入力します。
$ killall Finder
これでFinderが再起動して不可視ファイルが見れるようになっています。
ホームディレクトリ([移動]→[ホーム])を見てみると分かりやすいと思います。ドットから始まる少し透明度の低いファイルやフォルダが見れるようになっています。
逆に、非表示にしたい場合は下記のコマンドをターミナルに入力します。「TRUE」を「FALSE」に変えただけですね。
$ defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles FALSE
後は先程同様にFinderを再起動すれば非表示になります。
Funterを利用する方法
ターミナルに入力して設定変更する方法だと、頻繁に表示を切り替える人は面倒ですよね。
そんな人はFunterというmacアプリを利用する方法もあります。
こちらをインストールすれば、メニューバーやFinderのツールバーから表示・非表示の切り替えが可能です。
Path Finderを利用する方法
Finderの代替アプリとしてPath Finderというアプリがあるのですが、それを使用するとメニューの[表示]→[不可視ファイルの表示]を選択する事で不可視ファイルの切り替えが可能です。
他にもPath Finderには「デュアルディスプレイ」「シンボリックリンクの作成」「モジュール」など便利な機能が備わっていて自分好みに色々カスタマイズする事も出来ます。
有料アプリですが30日間は無料で利用出来るので、試しに使ってみては如何でしょうか?
まとめ
最終的な結論としては、下記の通りです。
- とりあえず不可視ファイルを表示したい場合はターミナルでコマンド入力
- 頻繁に切り替えたい人 or ターミナルを触りたくない人にはアプリという選択肢もある
- Path Finderならデフォルトの機能として切り替えが出来るようになっているが、Finderごとまるっと乗り換える必要がある
他にも方法はあるかもしれませんが、自分が知っている方法はこの3つです。
IT系の仕事に関わるのであれば、とりあえず表示しておきましょう。