どちらの表記がより一般的なのか? /「ウインドウ」と「ウィンドウ」/「バイオリン」と「ヴァイオリン」/「バーチャル」と「ヴァーチャル」
日々文章を書いていて「これって…どっちの表記が正しいの?」「どう使い分ければいい…?」と疑問が出てきたら、すぐ調べるようにクセづけています。
この記事では、いままで調べて書いたメモをベースに、細かい表記や使い分けをいくつか紹介します。
ウインドウとウィンドウ
「ウインドウ」と「ウィンドウ」も正直どちらでもいい気がしますが、Macの場合は「ウインドウ」が基本です。
まず、Finderのメニューバーを見てみると[ウインドウ]表記となっています。
他にも、[システム環境設定]→[一般]内に「アプリケーションを終了するときにウインドウを閉じる」という文言がありますが、これも「ウインドウ」表記です。
このように、macOS内では「ウインドウ」表記で統一されています。
Googleでは「ウィンドウ」
ただ、アプリによっては「ウィンドウ」表記もあり、代表としてGoogle Chromeのメニューバーでは[ウィンドウ]になっています。
このように、一部のアプリでは表記が違っている場合があります。
Google Chromeメニューバーの[ウィンドウ]について書く場合は「ウィンドウ」表記にした方が適切です。
バイオリンとヴァイオリン
「バイオリン」と「ヴァイオリン」、表記としてはどちらでもいいのですが、どうせなら普及されてある方を書いておきたいところ。
そもそも自分の場合は、「バイオリン」を入力する機会がないので、困ったことはありませんが、「バーチャル・ヴァーチャル」「ビクトリー・ヴィクトリー」のように「V」から始まる系の単語全般で考えた方がよさそうです(固有名詞)。
1. 検索結果からの判断
英語での発音を優先するならヴァイオリンの方が近そうですが、こういうときはGoogleで検索して、どちらがよりヒットするかで判断できます。
検索するときはダブルクォーテーション(”)で囲むと完全一致で検索ができるので「”バイオリン”」のような検索の仕方をします。
2021年3月現在だと、「”バイオリン”」検索結果は「約17,300,000件」です。
それに対して「”ヴァイオリン”」検索結果は「約9,360,000件」です。
倍近い差で「バイオリン」の方が使われています。
2. 辞書からの判断
辞書でどちらが出てくるかも1つの判断材料になります。
macOSに標準搭載されている国語辞典のスーパー大辞林では、「バイオリン」で掲載されています。
「ヴァイオリン」で検索すると、なにも引っかかりません。
3. Wikipediaからの判断
辞書に比べて頼りないですが、一応Wikipediaでも確認しておくと、Wikipediaではページタイトルは「ヴァイオリン」で、ページ先頭に「ヴァイオリンまたはバイオリン」という風に書かれてあります。
唯一Wikipediaだけヴァイオリン優勢な感じですが、2対1で「バイオリン」表記にするようにしています。
また、単語ごとにここまで調べるのは面倒なので、固有名詞以外は「バーチャル」「ビクトリー」という風に「ヴァ」→「バ」にするように統一しています。