XcodeのFileMerge機能を使って2つのファイル差分を確認する
今まで知らなかったのですが、XcodeにFileMergeという、2つのファイルの中身を比べる機能がありました。
ちょっとした差分の確認であれば、この機能で十分できそうだったので、今回はFileMergeに関してまとめておきます。
FileMergeの表示方法
Xcodeの[Open Developer Tool]→[FileMerge]から開けます。
Alfredを使っている人であれば、「FileMerge」で検索すれば直接開けます。こっちのほうが早いですね。
FileMergeの使い方
ファイルの選択
FileMergeを開くと、ファイルを選択する画面が表示されます。
左のボタンからファイルを選択してもいいですし、真ん中にパスを貼り付けてもいいですし、右の枠にファイルをドラッグしても構いません。
2つファイルを選択すると、右下の「Compare」ボタンが押せるようになるので、クリックします。
差分の確認
「Compare」をクリックすると、ファイルの差分画面が表示されます。
変更のある行が灰色に、追加された文字は水色になります。
ちょっとしたファイル差分の確認であれば、この機能で十分そうです。
ファイルのマージ機能
右下の「Actions」からアクションを選択すると、ファイルの差分を調整して新しいファイルを作れたりします。
Actions | 内容 |
---|---|
Choose left | 左のファイルを使用(左のファイルを右のファイルに上書きする) |
Choose right | 右のファイルを使用(右のファイルに左のファイルを上書きする) |
Choose both (left first) | 変更がある行を両方使用(ただし、左のファイルの方が上の行になる) |
Choose both (right first) | 変更がある行を両方使用(ただし、右のファイルの方が上の行になる) |
Choose neither | 変更のある行は削除 |
両方の変更を使用する「Choose both」は割と使えそうですね。
ターミナルから起動
下記コマンドで、ターミナルからFileMergeを起動できます。
$ opendiff ファイルパス ファイルパス