ATOKの「ATOKパレットの表示」「単語登録」ショートカットキーが、Emacsキーバインドと被るので変更したい
ATOKでショートカットキーの設定を「ATOKスタイル」にしていると、デフォルトでshift + control + AでATOKパレットの表示、shift + control + Eで単語登録になっています。
この2つのショートカットキーは、Emacsキーバインドの「カーソルから行頭までを選択」と「カーソルから行末までをテキスト選択」になっているので、変えておいた方が良さそうです。
あまりテキスト操作をしなくて、このショートカットキーを使わないなら問題ありませんが、このショートカットキーは変更できないので、使いたい場合は必然的にATOK側のショートカットキーを別のものにする必要があります。
ショートカットキーの変更方法
ATOKのメニューアイコンにある「キー・ローマ字カスタマイザ」をクリックします。
現在使用しているスタイルが選択された状態になっているので、まだ1度も変更したことがない人は「ATOKスタイル」にフォーカスが合っていると思います。
確認したら、そのまま右にある「キー設定…」をクリックします。
ちなみに、過去にキー・ローマ字スタイルを変更したことがある人は、線で区切った下側にカスタマイズされたスタイルが表示されます。
あとは機能一覧が表示されるので、変更したいショートカットキーの項目を探して、クリック → 設定したいショートカットキーを押せば設定ができます。
右上の「機能を検索…」をクリックして下記の項目で検索すれば、すぐ見つけられます。
- ATOKパレット表示:[起動表示操作]→[ATOKパレット表示]
- 単語登録:[機能操作]→[単語登録]
変更後のショートカットキーは何がいい?
ATOKのショートカットキーは、shift + control + ○になっているものが多いので、基本的にこの形を崩したくありません。
というわけで、覚えやすいショートカットキーとして下記をオススメします。
機能 | 変更後のショートカットキー | 備考 |
---|---|---|
ATOKパレット表示 | shift + control + M | メニューのM、パレットのPだと一行上選択と被るため |
単語登録 | shift + control + R | 登録(Register)のR |
shift + control + Rは確定リピートに割り当たっていますが、使わないので上書きしました。
「ATOKパレット」に関しては、使わない人はそもそもショートカットキーを当てないでも問題なさそうですが、自分の場合はとりあえずで設定しておきました。
もともとのショートカットキーの意図
余談ですが、おそらくもともとのショートカットキーの意図としては、「ATOK」の「A」という意味でATOKパレットに「A」が使われていたのだと勝手に推測しています。
そして、単語登録の「E」は、キーボード上で「Word Registration」の頭文字である「W」と「R」に挟まれているキーという意味で「E」が使われていたのかなと推測しています(全然見当違いの可能性もありますが、そうやって意味づけをして覚えていました)。
単語登録に関しては、今回「R」に変更しましたが、個人的に「W」はウインドウを閉じるイメージが強く、間違えてshift + command + Wとか押してウインドウを閉じてしまうと面倒だったので、「R」の方にしました。