iTerm2でよく使うアクションやスニペットの設定ができる環境設定の「Shortcuts」タブ
iTerm2は環境設定の項目がかなり多く、今回はその中でもアクションやスニペットの設定ができる「Shortcuts」タブについてまとめておきます。
Shortcuts
メニューバーの[iTerm2]→[Preferences…]から環境設定を開いて、[Shortcuts]タブを開きます。
そこから更に2つのタブに分かれています。
- Actions:iTerm2を操作するアクションの設定
- Snippets:スニペット(よく使う定型文)の設定
それぞれアクションとスニペットを追加して、下記のような場所から呼び出します。
メニューバー内から呼び出し
iTerm2の[Edit]→[Actions]や[Edit]→[Snippets]メニューから呼び出せます。
ツールベルトから呼び出し
メニューバーの[Toolbelt]→[Show Toolbelt(shift + command + B)]でツールベルトを表示して、「Actions」や「Snippets」から呼び出せます。
Quicklyウインドウから呼び出し
メニューバーの[View]→[Open Quickly(shift + command + O)]で検索ウインドウを表示できます。
この中に表示される項目に、AciotnsやSnippetsが追加されるので、検索して呼び出せます。
Actions
[Actions]タブでアクションの設定ができます。
左下の「+」ボタンを押すと「タイトル」と「どのアクションを実行するか」のセレクトボックスが表示されます。
アクションの種類に関してはかなりの数用意されています。
組み合わせての設定はできなくて、1アクション単発での実行しか設定できません。
アクション名 | 内容 |
---|---|
Ignore | 特になにも起こらない |
Select Menu Item… | メニューバーを選択する |
Run Coprocess | Coprocessを実行する |
Start Instant Replay | インスタントリプレイ機能を使う |
Undo | 戻る |
New Window with Profile | プロファイルを指定して新しいウインドウを開く |
New Tab with Profile | プロファイルを指定して新しいタブを開く |
Duplicate Tab | タブの複製 |
Split Horizontally with Profile | プロファイルを指定して画面縦分割 |
Split Vertically with Profile | プロファイルを指定して画面横分割 |
Change Profile | プロファイルの切り替え |
Load Color Preset | カラープリセットの読み込み |
Next Tab | 次のタブへ移動 |
Previous Tab | 前のタブへ移動 |
Move Tab Left | 左のタブへ移動 |
Move Tab Right | 右のタブへ移動 |
Next Window | 次のウインドウへ移動 |
Previous Window | 前のウインドウへ移動 |
Next Pane | 次のペインへ移動 |
Previous Pane | 前のペインへ移動 |
Select Split Pane Above | 上のペインを選択 |
Select Split Pane Below | 下のペインを選択 |
Select Split Pane On Left | 左のペインを選択 |
Select Split Pane On Right | 右のペインを選択 |
Decrease Height | 高さを狭める |
Increase Height | 高さを広げる |
Decrease Width | 横幅を狭める |
Increase Width | 横幅を広げる |
Scroll to End | 最後までスクロールする |
Scroll to Top | 最初までスクロールする |
Scroll One Line Down | 1行下にスクロールする |
Scroll One Line Up | 1行上にスクロールする |
Scroll One Page Down | 1ページ下にスクロールする |
Scroll One Page Up | 1ページ上にスクロールする |
Swap With Split Pane Below | 下のペインと入れ替える |
Swap With Split Pane on Left | 左のペインと入れ替える |
Swap With Split Pane on Right | 右のペインと入れ替える |
Move Session to Split Pane | 分割したペインでセッションを移動する |
Send ^H Backspace | バックスペースを送信する |
Send ^? Backspace | バックスペースを送信する |
Send Escape Sequence | エスケープを送信する |
Send Hex Code | Hex Codeを送信する |
Send Text | テキストを送信する |
Send Text with “vim” Special Chars | Vimの特殊文字を送信する |
Send Snippet | スニペットを送信する |
Find Regular Expression… | 正規表現で検索する |
Find Again Down | 検索結果を下に移動 |
Find Again Up | 検索結果を上に移動 |
Paste… | ペースト |
Paste from Selection… | 選択部分をペースト |
Toggle Fullscreen | フルスクリーンに切り替える |
Toggle Pin Hotkey Window | ホットキーウインドウを切り替える |
Toggle Mouse Reporting | Mouse Reporting(マウスによるコピペ)機能を切り替える |
Move Start of Selection Back | 選択範囲の先頭を後ろに移動する |
Move Start of Selection Forward | 選択範囲の先頭を前に移動する |
Move End of Selection Back | 選択範囲の最後を後ろに移動する |
Move End of Selection Forward | 選択派にの最後を前に移動する |
Invoke Script Function | スクリプト関数を呼び出す |
Snippets
[Snippets]タブでアクションの設定ができます。
Actionsと同様に左下の「+」ボタンを押すと設定モーダルが表示されます。
「タイトル」と「スニペットの中身」を入力して設定します。
これで登録すると、よく使う定型文をiTerm2内ですぐに呼び出せます。
ただ、個人的にはスニペットはスニペットアプリで管理しています。
そうすることでiTerm2以外でも同じように呼び出せます(iTerm2でしか使わないようなものは、iTerm2で登録してしまうのも1つの手です)。