Keyboard Maestroのバージョン9.0がリリース!ダークモード対応やJSON関連のアクションが追加
自分にとって、なくてはならないアプリを考えると、真っ先にKeyboard Maestroが出てきます。
そんなKeyboard Maestroのバージョン9.0が2019年の8月13日にリリースされました。
Keyboard Maestro 9.0
Keyboard Maestro 9.XのサポートOSはOS X El Capitan 10.11.0以降になっています。
メジャーアップデートなので、8.Xからバージョンアップするには、ライセンスのアップグレードが必要です(最初のうちは、無料体験番として使うことができるので、すぐにアップグレードする必要はありません)。
ライセンスのアップグレード
2019年2月1日より前に購入した人の場合は、有料アップグレードが必要で、2月1日以降に購入した人の場合は無料でアップグレードができるようになっています。
アップグレードも、2019年10月8日までなら「割引アップグレード」として18ドルでアップグレードできます(Keyboard Maestroを使って得られた恩恵を考えると安すぎますが…)。
アップグレードではなく、購入したい場合は、公式サイトから36ドルでライセンスの購入が可能です。
追加機能
ざっくり追加された機能をまとめると下記のようになります。
- エディタを複数ウインドウ表示できるようになった
- ダークモードにサポート
- JSON関連のサポートが追加
- OCR関連のサポートが追加
- 拡張正規表現のサポートが追加
- Stream Deckという製品のサポートが追加
- フォルダをマクロ編集画面にドラッグすると、「Open a File, Folder or Application」アクションがセットされるように
- Automaterのワークフローをマクロ編集画面にドラッグすると、ワークフローの実行アクションがセットされるように
- パレットのテーマが追加
他にも細かい追加・変更がたくさんあります。
ダークモード関連
まず、エディタがダークモードに対応しました。
デフォルトだとシステム環境設定での、ダークモード設定に合わせて変わるようになっています。
外観をライトモードかダークモードに固定したい場合は、環境設定の[General]タブにある「Appearance」を「Light」か「Dark」に変えればOKです。
他にも、ダークモードを切り替えるためのアクションが追加されました。
- Toggle Keyboard Maestro Dark Mode:Keyboard Maestroの外観のダークモードを切り替える
- Toggle System Dark Mode:システム環境設定のダークモードを切り替える
また、関数もそれぞれ2種類追加されています。
- KMDARKMODE:Keyboard Maestroのダークモードの状態を取得
- DARKMODE:システム環境設定のダークモードの状態を取得
これを使えば、ダークモードのときとそうでないときで条件分岐ができますね。
今まで、ダークモードだと外観が変わってしまうので、「Click at Found Image」アクションが効かなくなっていました。
しかし今回のアップデートで、そうした「ダークモードだと効かなくなってしまう」マクロを、ライトモードでもダークモードでも動作するようになりました。
JSON関連
JSON関連の機能が追加されました。
- Set Dictionary to JSONアクションの追加
- Set JSON Valueアクションの追加
- Set Variables to JSONアクションの追加
- %JSONValue%トークンの追加
- %JSONFromDictionary%トークンの追加
- JSONVALUE関数の追加
- JSON Keys collectionが追加
今まで活躍しきれていなかった「For Each」アクションも、JSONの配列数ループさせるといった使い方ができそうです。
具体的なアイデアはまだ無いのですが、個人的にはダークモード対応よりも面白い追加機能だと思っています。