WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

Macでリッチテキストをコピペしたときに、余計なスタイルが入ってしまうのを回避する方法

最近はリッチテキストのノートアプリが多くなってしまいました。
リッチテキストは初心者の人にとっては、分かりやすくて(見やすくて)良いのかもしれませんが、下記のデメリットもあります。

  • 文章を書くことだけに集中できない
  • スタイルを当てる作業が発生する
  • 意図しないスタイルが入ってしまう

特にウェブサイトや他のリッチテキストから文章をコピペすると、コピー元のスタイルを引き継いでしまうので、そのスタイルを削除する手間が生まれてしまいます。

今回はこれを防止するために、リッチテキストをコピペしたときに、スタイルをなし(プレーンテキスト)でペーストする方法についてまとめておきます。

macOS標準のスタイルなしでペースト

macOS標準の機能で、スタイルなしでペーストができます。

通常ペーストのショートカットキーはcommand + Vですが、option + shift + command + Vを使えばスタイルなしでペーストできます。

command + Vでもスタイルなしでペースト

さすがにoption + shift + command + Vは覚えにくいですし、押しにくいので実用的ではありません。

そこで、「コピペするときは必ずスタイルなしでペーストしたい」人は、command + Vでスタイルなしのペーストができるように設定するのがオススメです。

[システム環境設定]→[キーボード]→[アプリケーション]で「+」を押し、「ペーストしてスタイルを合わせる」をcommand + Vに設定します。

これでスタイルを気にせず、command + Vを押せばスタイルなしでペーストされるようになりました。

ちなみにメニュー項目から[編集]→[ペースト]を選択すれば、スタイルありでペーストもできるので、ちゃんと使い分けはできます。

AlfredのClipboard Historyからペースト

AlfredのPowerpackユーザーであれば、Clipboard Historyからペーストするとスタイルなしでペーストできます。

少し裏技的な使い方ですが、この方法も良いですね。

プレーンテキストのアプリを経由してペースト

リッチテキストに対応していないアプリに1度貼り付けてから、再度コピーして目的のアプリにペーストすると、スタイルなしでペーストできます。

しかしわざわざアプリを1つ経由させないといけないのは手間ですし、時間もかかるので実用的ではありません。

アプリを使用する方法

FormatMatch

FormatMatchを使うと、クリップボードのフォーマットを常にプレーンテキストにしてくれます。
起動させておくだけで何も考えなくていいので、リッチテキストを一切使わなくて、手っ取り早くアプリで解決してしたい人にはこれもアリですね。

TextScrub

TextScrubを使えば、ショートカットキーでクリップボードにあるテキストをプレーンテキストに変換してくれます。

FormatMatchだと常時プレーンテキストになってしまいますが、TextScrubの場合は任意のタイミングでプレーンテキストに変換してくれます。

また、単語のスペル修正機能も付いていて、例えば「wordpress」を「WordPress」に修正するような設定をしておけば、プレーンテキストへの変換時に合わせてスペルの修正もしてくれます。

自分で設定する必要があるので、スペル修正というより、よくある大文字小文字の間違いやスペースありなしくらいが限界ですが、意外と便利です。

著者について

プロフィール画像

サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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