WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

Alfred 4のClipboard History機能で、前にコピーした内容をペーストする方法

Alfred Clipboard History

AlfredのPowerpackではクリップボードの履歴を表示させて、その過去のクリップボードにさかのぼってペーストするClipboard Historyという機能があります。

Clipboard Historyの使い方

Clipboard Historyは通常のAlfredの画面と違います。

表示させるためにはcommand + option + Cを入力するか、Alfredの画面で「clipboard」と入力して「Show the Clipboard / Snippet Viewer」を選択すると表示できます(デフォルトの設定の場合)。

クリップボードの表示

そして、Clipboard Historyの画面にはクリップボードにコピーした履歴が一覧となって表示されています。

この中からペーストしたいものを選んでenterを押せばペーストできます。

Alfredのクリップボード機能

Clipboard Historyの設定

クリップボードの履歴の設定はAlfredの[環境設定]→[Features]→[Clipboard History]で設定ができます。

History

まず、クリップボード履歴を使うためには「Clipboard History」のどれかにチェックが入っている必要があります。
デフォルトではオフになっていたので、チェックしておくようにしましょう。

Clipboard History

項目名内容備考
Clipboard Historyクリップボード履歴に登録するものと期間を設定する
「Keep Plain Text」:テキスト
「Keep Images」:画像
「Keep File Lists」:ファイル(パスとして展開される)
 
Viewer Hotkeyクリップボード履歴を表示するためのショートカットキーの設定デフォルトはcommand + option + C
Viewer Keywordクリップボード履歴を表示するためのキーワードの設定余計な手間がかかるので、基本はショートカットキーを使ったほうが良さそう
Clear Keyword履歴削除用のキーワードの設定「Clear Now」をクリックすると、すぐ履歴が削除される
Snippets「Show “All Snippets” at top of Clipboard History」は、
All Snippetsを表示するかどうかの設定。
「Show Snippets when 」
 
Universal「Ignore data from other Apple devices (Universal Clipboard)」は、
ユニバーサルクリップボードを無視するかどうかの設定
(チェックすると無視)
 

Merging

「Merging」タブでは「Clipboard Merging」という機能の設定ができます。
Clipboard Mergingというのは、コピーしたテキストをどんどん繋げていって、最終的に繋がった1つのテキストを一括でペーストできる機能のことです。

面白い機能ではありますが、イマイチ使い所がなくてオフにしています。

Merging

項目名内容
Fast append selected textcommandを押した状態でCを2回連続で押すと、
マージ機能が実行されるようにする
Place merged text back into macOS clipboardマージしたテキストをクリップボードに渡すかどうかの設定
Separate appended item with spaceマージするテキストの間に、スペースを入れるかどうかの設定
Play a sound when appendingマージ時に音を鳴らす

Advanced

「Advanced」タブではクリップボード履歴に関する詳細設定ができます。

Advanced

項目名内容
Matching発音区別符号や大文字小文字を、
判別せずに履歴を検索するかどうかの設定
Pasting「Auto-past on return」にチェックを入れると、
選択したら自動でペーストしてくれるようになる。
「Move items to top of clipboard history when used」にチェックを入れると、
使用した履歴を一覧の1番上に移動するようになる。
Max Clip Size最大で保存できる文字数の設定
Ignore Appsコピーしても履歴に残さないアプリを指定する。
「Ignore clipboard data marked as Concealed」にチェックを入れると、
非表示としてコピーされた文字を無視するようになる。

まとめ

うまく使いこなすと、何度もアプリケーション間を移動してコピー&ペーストを繰り返すことが少なくなります。

クリップボードの履歴を使用できるようになるアプリもありますが、Alfredだと検索してペーストができますし、Alfredで済むなら他にアプリをいれる必要もなさそうです。

著者について

プロフィール画像

サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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