WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

SteerMouseの「自動移動」機能で保存ダイアログが表示されたら自動でデフォルトボタンへカーソルを移動させる

SteerMouseの「自動移動」機能で保存ダイアログが表示されたら自動でデフォルトボタンへカーソルを移動させる

マウスのカスタマイズにはSteerMouseを使っています。
各ボタンのカスタマイズやカーソル・ホイールスピードだけでなく、複数ボタンの組み合わせまで設定できます。

それ以外にも「自動移動」という機能があり、保存ダイアログなどが表示されたタイミングで自動的に、指定したボタンにマウスカーソルが移動します(ダイアログが閉じると元のカーソル位置に戻すことも可能)。

前提

普段使っているマウスだと、マウスに付いている追加ボタンにenterdeleteを設定しているので、それを押した方が早いため使っていませんでした。

また、コーディングや文章を書くだけなら、手はホームポジションにあるので右手小指を伸ばしてenterdeleteを直接押すので不要です。

しかし、このような設定をしていないマウスを使ってガッツリ作業(しかも次々作成 → 保存を繰り返す作業)をする場合は、この機能をオンにするだけでかなり作業がラクになりました。

保存するときはまったくマウスを動かさずにクリックするだけで保存できます。

Default Folder Xを使う場合は結局マウスを動かす

Macのダイアログを便利にするDefault Folder Xには「Finder クリック」という機能があります。

これはダイアログを開いている状態でFinderをクリックすると、Finderで開いているフォルダをダイアログで開くという機能です。
これを使っている場合は結局Finder部分をクリックするためにマウスを動かすことになるので微妙です。

自分の場合はよく使うフォルダは左手ショートカットキーで開けるようにしているので、左手ショートカットキーでフォルダを選択して、右手マウスでクリックするだけが実現できました。

「自動移動」機能の設定

SteerMouseの設定画面の[カーソル]タブを選択して、画面下の方にある「自動移動」で設定できます。

[カーソル]→「自動移動」

設定する項目は「どのアプリで」「どのボタンまで移動するのか」の2つです。
「デフォルト」だとすべてのアプリで発火します。

特定のアプリにだけ適用したい場合は、横の「編集」ボタンをクリックして「+」ボタンからアプリを選択するか、もしくはアプリ自体をドラッグアンドドロップして追加します。

自動移動のアプリ追加画面

追加したあとはセレクトボックにアプリが追加されるので、選択して設定します。

次に「移動先」を選択します。
下記6つの選択肢があって、「なし」にすると何も起きません。

  • デフォルトボタン
  • キャンセルボタン
  • 閉じるボタン
  • しまうボタン
  • フルスクリーンボタン
  • なし

「デフォルトボタン」と「キャンセルボタン」はダイアログが表示されたタイミングで発火しますが、その下の「閉じるボタン」「しまうボタン」「フルスクリーンボタン」はウインドウ左上の3つの「赤・黄・緑」のボタンのことで、アプリを切り替える度に発火します。

オプションの設定

「なし」以外のボタンを設定した場合は下記2つのオプションを有効化できます。

自動移動の設定

  • ウインドウを閉じたら元の位置へ戻る
  • 移動先へ一瞬で移動する

「移動先へ一瞬で移動する」はチェックを入れておかないと、ゆっくりマウスが移動するのでチェック必須です。

使わないときは「なし」にしておく

突然マウスが自動で動くので、急いで操作しているときは誤って別の場所をクリックしてしまう可能性もあります。

使う場合は設定したことと、SteerMouseで設定したことを忘れないようにしましょう。どのアプリで設定したか忘れると解除したいときに大変です(特にSteerMouseはシステム環境設定から開くタイプのアプリなので忘れがちです)。

前提でも説明した通り、自分の場合は普段使いのマウスだとこの機能は不要なので、基本は「なし」にしておいて使いたいタイミングで有効化します。

しかし、このような機能は必要なときに存在を忘れていて、しばらく経ってから「あっ…そういえば……」となりがちなので、普段とは違う環境で作業するとき用のメモをつくっておいた方がよさそうです。

著者について

プロフィール画像

サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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