ターミナルの$記号前に、Gitの現在のブランチ名を表示する方法
どのブランチで作業しているのか分からなくなり、 とりあえずgit branch
コマンドを実行する。
非常に無駄ですよね。
以前ターミナルの$記号前を自由に変更する記事を書きましたが、今回はそこからステップアップして、Gitの現在のブランチ名も表示するようにしてみたいと思います。
Gitのインストール
まず、GitのインストールはHomebrewを使った方が、ダウンロードされるパスなどの関係から良さそうです。
Homebrewの導入方法は以前書いた記事を参考にして下さい。
$ brew install git
which git
コマンドで、Homebrewで入れたGitが使われているかどうか確認します。
「/usr/local/bin/git」が返ってくればOKです。
$ which git
/usr/local/bin/git
変更の仕方
おさらいですが、$記号前を変更するにはホームディレクトリの.bashsrc
ファイルにあるPS1=
の部分を変更します(なければ追加)。
PS1="ここに表示させたい内容を書く $"
今回の場合は追加でGitのブランチ名を表示させたいので、PS1=
の前にGitの情報を取得する記述を書いておきます。
その後PS1=
に__git_ps1
を入力すればブランチ名が出力されるようになります。
.bashsrcsource /usr/local/etc/bash_completion.d/git-prompt.sh
source /usr/local/etc/bash_completion.d/git-completion.bash
GIT_PS1_SHOWDIRTYSTATE=true
PS1="\W$(__git_ps1) $"
保存してターミナルを再起動すれば、Gitが使用されているディレクトリでは「ディレクトリ名 (ブランチ名) $」の形式で表示されているはずです。
エラーが出る場合
__git_ps1: command not found
というエラーが表示される場合は、Gitの情報がうまく取得されていません。
下記の読み込み先のパスに間違いがないか確認してください。
.bashsrcsource /usr/local/etc/bash_completion.d/git-prompt.sh
source /usr/local/etc/bash_completion.d/git-completion.bash
もしくは、Homebrewで入れたGitが使われているかどうか確認してください。
まとめ
これで、わざわざgit branch
を実行する必要がなくなりますし、「別のブランチで作業してしまっていた」なんて事も防止できますね。