Chrome拡張機能のVimiumを使ってキーボードだけでブラウザを操作する
最近ちょっとしたブラウジングであれば、VimiumというChrome拡張機能を使ってキーボードだけで操作するようにしています。
Vimiumのインストール
VimiumのインストールはChromeウェブストアからインストールできます。
ちなみにFirefoxの場合はVimium-FFというアドオンがあります。
基本的な操作
Vimiumの基本的な操作は下記の通りです(Vimiumは大文字小文字の区別をします)。
ショートカットキー | 実行内容 | 備考 |
---|---|---|
j or control + e | 下へスクロール | |
k or control + y | 上へスクロール | |
h | 左へスクロール | |
l | 右へスクロール | |
gg(連続押し) | ページの一番上までスクロール | |
G | ページの一番下までスクロール | |
d | 半ページ分下へスクロール | downの略 |
u | 半ページ分上へスクロール | upの略 |
r | ページの再読込 | reloadの略 |
yy | 表示中のページのURLをコピー | |
p | クリップボード内のURLを現在のタブで開く | pasteの略(?) |
P | クリップボード内のURLを新しいタブで開く | |
i | インサートモードへ切り替え | |
v | ビジュアルモードへ切り替え | |
gi | ページ内の最初の入力欄にフォーカス | iを先に押してしまうと、 インサートモードになるので注意 |
f | リンクを選択して現在のタブで開く | |
F | リンクを選択して新しいタブで開く | |
gf | ページ内の次のフレームを選択する | |
gF | ページ内のメイン/トップフレームを選択する | |
o | ブックマークか履歴からURLを現在のタブで開く | |
O | ブックマークか履歴からURLを新しいタブで開く | |
b | ブックマークを現在のタブで開く | |
B | ブックマークを新しいタブで開く | |
T | 現在開いているタブを検索する | |
/ | 検索モードへ切り替え | |
n | 次の検索一致に進む | 検索モード時のみ |
N | 前の検索一致に戻る | 検索モード時のみ |
H | 前のページへ戻る(ブラウザバック) | |
L | 次のページへ進む | |
t | 新しいタブを開く | |
J or gT | 左のタブへ移動する | |
L or gt | 右のタブへ移動する | |
^ | 直前のタブへ戻る | |
g0 | 最初のタブへ移動する | |
g$ | 最後のタブへ移動する | |
yt | 現在のタブを複製する | |
option + p | 現在のタブをピンする | |
option + m | 現在のタブをミュートにする | |
x | 現在のタブを閉じる | |
X | 閉じたタブを復元する | |
? | ヘルプを表示 |
「i」でリンクをクリックできるようにする
Vimiumのアイコンを右クリックして[オプション]をクリックしてオプション画面を開きます。
あとは「Custom key mappings」の部分に下記の設定を追加し、「Save Changes」をクリックします。
map i LinkHints.activateMode
map I LinkHints.activateModeToOpenInNewTab
これで、ページでiを押すとページ内のリンクがハイライトされ、アルファベットが表示されます。
あとはアルファベットを入力するとそのリンクが開かれますし、大文字で入力すれば新規タブで開きます。
デフォルトで設定されているショートカットキーの使用方法
Vimiumをインストールすると、サイト内で設定されている元々のショートカットキーが使用できなくなってしまいます。
例としては下記のサイトです。
- Backlogで/を押すと検索ボックスにフォーカス
- Gyazoでcommand + option + Cを押すとMarkdownをコピー
このような元々のショートカットキーを使用したい場合は、fnキーを同時に押すと発火してくれます。
つまり先程の例だと、下記のようにします。
- Backlogでfn + /を押すと検索ボックスにフォーカス
- Gyazoでfn + command + option + Cを押すとMarkdownをコピー
元々のショートカットキーが発火しないと混乱してしまいますが、とりあえずfnを押せばいいとだけ覚えておきましょう。
まとめ
ページ内のスクロールとリンクの開き方さえ覚えておけば、マウスを使わずにブラウザの操作ができるようになります。
コードを書いている最中のちょっとした、検索が非常にラクになります。