WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

Visual Studio CodeからFTPソフトのTransmitを使用する拡張機能「Transmit」

Macユーザーにとって定番のFTPクライアントの「Transmit」ですが、拡張機能を使えばわざわざアプリを切り替えなくてもVisual Studio CodeからFTP接続してファイルをアップできます。

開発環境に接続しておき、アップしてすぐ確認したい場合に便利です(本番環境はなにがあるか分からないので使用しない方が良いです)。

Transmit

Transmit

名前の通り、FTPクライアントのTransmitと連携してサーバーに接続してアップロードや同期ができます。

最初に設定が必要ですが、わざわざTransmitを起動する必要がなくなります。

便利ですがミスすると怖いので、あくまで開発環境に対してだけ行うようにしましょう。

基本的な使い方

サーバーの設定

まずは接続するFTPサーバーの設定です。

「”transmit.servers”」配列内にサーバーの設定を追加していくことで何個でも追加できます。

{
  "transmit.servers": [ // List of servers
    { // Server object
      "favorite": "", // Name of the Transmit favorite to use
      "domain": "", // Domain to connect to (e.g. example.com)
      "user": "root", // User used in the connection
      "protocol": "SFTP", // Protocol used in the connection
      "localRoot": "", // Local root path
      "remoteRoot": "" // Remote root path
    }
  ]
}
項目内容
favorite使用するTransmitのお気に入りの名前
domain接続するドメイン名
userユーザー名
protocolプロトコル(SFTPやFTPなど)
localRootローカルルートパス
remoteRootリモートルートパス

サーバーへの接続

shift + command + Pでコマンドパレットを開いて、下記それぞれの項目を検索して選択すると、Transmitの操作ができます。

Transmitのコマンドパレット

コマンドパレット内容
Transmit: Connectサーバーに接続する
Transmit: Upload現在開いているファイルをサーバーにアップロードする
Transmit: Downloadサーバーからファイルをダウンロードする
Transmit: Synchronizeローカルパスとリモートパスを同期する

使いこなすためには、サーバーの設定で「localRoot」と「remoteRoot」までちゃんと設定する必要があるので、最初の手間がかかりますが、1度設定してしまえばアップロードが非常にラクになります。

著者について

プロフィール画像

サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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