Alfredの検索ボックスを、磨りガラスのように背景がぼやけた見た目にする方法
AlfredのPowerpack(有料版)だと、自分でテーマを作成して、検索ボックスの見た目を好みにカスタマイズできます。
自分の場合はシンプルな方が好きなので、ライトモードの時のテーマは背景を真っ白にして、選択中の項目を黒にしています。
背景や文字色や余白だけでなく、角丸の強さやアイコンサイズなど細かいところまで調節ができるAlfredのテーマですが、見落としがちな設定項目に「Window Blur」があります。
この項目を設定すると、検索ボックスの背景が磨りガラスのように少しぼかし(ブラー)がかかって見えるようになります。
実用的ではないので、自分は使っていないのですが「こんなところまで好みに合わせてカスタマイズができる」という意味で紹介しておきます。
Window Blurの設定
Alfred環境設定の[Appearance]でテーマを選んでプレビュー画面を見ると、左上に丸いぼかしのかかったアイコンがあります。
これをクリックすると「Window Blur」の設定ができます。
背景が半透明でないと意味がない
そもそも前提として、テーマの背景が半透明になっていないと機能しません。
(後述する「Visual Effect ○○」を使用する場合は、完全に透明にしないと機能しない)
テーマプレビュー画面のどこでもいいので、背景部分をクリックして、半透明にしておきましょう。
設定項目
設定項目は下記の4つになります。
項目 | 内容 |
---|---|
No Blur | ブラーを使用しない |
Visual Effect Light | macOS標準のライトエフェクトを使用(背景の透明度は0%にする必要あり) |
Visual Effect Dark | macOS標準のダークエフェクトを使用(背景の透明度は0%にする必要あり) |
Classic Blur | ブラーの強さを設定する(非推奨) |
「Classic Blur」を使うと自分の好きな背景色にブラーを付けられますが、macOS BigSur以降は対応していないようで、そのため「非推奨」となっています。
BigSurより前のmacOSを使用している人であれば、使っても問題はありません。
Visual Effect LightとVisual Effect Dark
Visual Effect LightとVisual Effect Darkを使えば、簡単にMacっぽい背景が作れます。
下の画像が「Visual Effect Light」を使用した場合の見た目です。
次に、「Visual Effect Dark」を使用した場合の見た目です。
OSレベルで標準になっている背景を使ってくれる代わりに、背景色の透明度は「0%」にしておかないと意味がありません。
また、[システム環境設定]→[アクセシビリティ]→[ディスプレイ]で「透明度を下げる」にチェックが入っていると、OSレベルで透明度が下がって磨りガラスのような効果がなくなってしまい、その影響も受けてしまうので注意が必要です。
設定したのにうまく反映されない場合は、確認してみてください。
Classic Blur
BigSurより前のmacOSであれば普通に機能します。
Classic Blurの項目をクリックして、バーを左右に動かせばそれに合わせてブラーの強さも変えられます。
1番左にするとブラーの効果が消えて「No Blur」を選択するのと同じ結果になります。
逆に1番右にするとブラーの効果が強くなります。
ちなみに、Classic Blurを使う場合は[システム環境設定]→[アクセシビリティ]→[ディスプレイ]の「透明度を下げる」の影響は受けません。