Alfred 4のスニペットで使えるリッチテキスト機能の使い方
以前スニペット機能に関しての基本的な解説とプレースホルダーの解説はしたのですが、今回はAlfred 4からの新機能であるリッチテキストについて、細かくまとめておきます。
「プレーンテキストのほうが好き」というのと、使い所が分からないという理由から今まで触ってこなかったのですが、Evernoteの見出しに使えるのことに気が付き、使うようになりました。
リッチテキスト
リッチテキストというのは、「フォント」「色」「装飾」などをテキストに施せる機能のことで、その名の通り「リッチ」なテキストになっています。
装飾ができるのでキレイな見た目にできるのですが、その分管理が面倒だったり、わざわざ装飾する時間がかかってしまったりもします。
Alfred 3以前は、スニペット内はプレーンテキスト(装飾も何もない純粋なテキスト)のみペーストができたのですが、Alfred 4になってからはリッチテキストの設定もできるようになりました。
リッチテキストの設定方法
Alfredの[環境設定]→[Features]→[Snippets]からスニペットを追加するときに、「Type:」を「Plain Text Snippet – Match destination formatting on paste」から「Rich Text Snippet – Retain formatting on paste where possible」に変更すればリッチテキストが使えるようになります。
リッチテキストを選択すると、「Snippet:」の右上に「Aa」と書かれたアイコンが表示されるので、そこから見た目を変更します。
項目名 | 内容 | ショートカットキー |
---|---|---|
Show Fonts | macOS標準のフォント選択パネルを表示する | command + T |
Bold | 太字にする | command + B |
Italic | 斜体にする | command + I |
Underline | 下線を引く | command + U |
Show Colors | macOS標準のカラー選択パネルを表示する | command + shift + C |
Copy Style | 選択テキストのスタイルのみをコピーする | command + option + C |
Paste Style | 選択テキストにスタイルのみをペーストする | command + option + V |
Webサイト上からコピーしてペーストすると、テキストと一緒に設定項目に無いようなスタイルも取り込んでくれます。
Alfredから調節するのは少し面倒なので、サイトなり別のアプリでテキストを作成して、それをAlfredにペーストするのが1番手っ取り早そうです。
Evernoteに貼り付ける用のスニペットの注意点
何故かEvernoteに作成したリッチテキストを貼り付けようとすると、Alfredのスニペット上は黒色のテキストなのに、貼り付けると白色のテキストになってしまいます。
それを回避するためには、スニペットの作り方を工夫する必要があります。
先にEvernoteでテキストの大きさや色を指定しておいて、それをコピーしてAlfredのスニペット側にペーストします。
そうするとEvernoteに貼り付けたときに意図した文字色になってくれます。
これで見出しも簡単に作成できますね。