Dropboxの「Macをバックアップ」機能でデスクトップや書類フォルダを同期する
2019年の秋頃から、DropboxでシンボリックリンクによるDropboxフォルダ外の同期がサポートがされなくなってしまいました。
そもそもシンボリックリンクでの同期をDropboxは「非推奨」としているので仕方有りません。
Dropbox内に元ファイルを置いて、Dropboxフォルダ外にシンボリックリンクを置けばいままで通り使えますが、あくまで自己責任です。
今までMacのデスクトップや書類フォルダのシンボリックリンクをDropbox上に置いて管理していた人は涙目なわけですが、公式がそれらを解決する機能をベータ版としてリリースしました(2020年6月現在、ベータ版としてリリース)。
ベータ版はテスト中の機能のため、ユーザーの判断での利用ということになります。
詳しくはDropbox公式の下記ページをご覧ください。
「Macをバックアップ」機能
「Macをバックアップ」機能は、下記3つのフォルダをDropbox上に同期させる機能です。
- 書類(Documents)
- デスクトップ(Desktop)
- ダウンロード(Download)
やっていることはDropbox上にもとあったフォルダを移動させて、もとの場所にシンボリックリンクを貼っているのと大差ありません。
自分の場合は書類フォルダはほとんど使わず、デスクトップにはフォルダを置かない・ダウンロードしたファイルはすぐDropbox内に移動して整理するようにしているので、あまり意味はありませんが、念のために設定しました。
「Macをバックアップ」の設定
Dropboxアプリの環境設定を開いて、[バックアップ]タブに表示される「バックアップを管理」をクリックします。
「Macを自動的にバックアップ」というウインドウが表示されるので、「デスクトップ」「ドキュメント」「ダウンロード」の3つの中から同期したいフォルダにチェックを入れて「設定」をクリックします。
「設定を完了するには、 Dropbox に Finder の再起動を許可してください。」と表示されるので、右にある「許可」をクリックします。
これで設定完了です。
Dropboxフォルダ直下に「My Mac (Macの名前)」フォルダが生成されて、そこに同期されます。
気になったこと
生成されるフォルダ名が変えられない
Dropboxフォルダ直下に「My Mac (Macの名前)」フォルダが生成され、その中に書類やデスクトップフォルダが入るのですが、この場所や名前は変えられません。
せめて「My Mac」だけにできるといいのですが…
Hazelの設定は問題なし
「デスクトップ」や「ダウンロード」はHazelを設定しているので心配でした。
設定画面を見てみると、フォルダの左下にシンボリックリンクの矢印が追加されていて、動作も今まで通り問題ありませんでした。
Icon?ファイルを消したい
不可視ファイルを表示していると、「Macをバックアップ」で設定されるフォルダ内に「Icon?」ファイルが表示されます。
これはフォルダアイコンの設定ファイルらしく、フォルダの場所が元あった場所から離れたのと、フォルダのアイコンが設定されている影響で表示されるようになったものと思われます。
特にこれといった害はないのですが、表示されるのはなんだかイヤですし、フォルダアイコンを削除もできません。