Figmaの画像周りの基本操作|画像の追加方法や色補正、切り抜き方法まで
今回はFigmaの画像関連の操作についてまとめておきます。
画像配置の基本
画像を配置する方法は下記の3つあります。
- ドラッグアンドドロップで追加
- 画像ツール(shift + command + K)で追加
- 画像ツールで図形マスクをする形で追加
- Fillに画像を設定
他のデザインツールの場合は、画像の追加方法によってふるまいが変わることもありますが、Figmaの場合は現状どんな方法を使っても同じ振る舞いになるので、やりやすい方法でOKです。
ドラッグアンドドロップで追加
まずは画像をFinderなどから直接ドラッグアンドドロップで追加する方法です。
実際に画像を配置するときはこれが一番ラクで手っ取り早い方法になります。
画像ツールで追加
画像ツール(shift + command + K)に切り替えるとダイアログが表示されるので、そこから画像ファイルを選ぶと、マウスカーソルに画像が表示された状態になります。
この状態で画面をクリックすると画像が追加されます。
ドラッグアンドドロップの方が早く開けるので、あまり使うことはなさそうです。
画像ツールで図形マスクをする形で追加
画像ツールを使うのは、主に図形マスクを利用したいときです。
画像ツール(shift + command + K)に切り替えて画像を選択したあと、図形をクリックします。
すると図形でマスクされた状態で画像が追加できます。
長方形だけでなく、円形やスターにも設定できます。
Fillに画像を設定
[Fill]パネルで色を選択する場所で、右上の[Solid]を[Image]に切り替えて、画像を選択すると、設定した図形が画像でマスクされた状態になります。
Figmaでは、どの画像の追加方法でもこの「Fillに画像が設定された状態の図形」になります。
ドラッグアンドドロップで画像を追加するときも、「適切なサイズの長方形のFillにドラッグした画像が設定されている」だけです。
画像の編集
画像に関する設定は[Fill]パネルの色を変更する場所から設定できます。
切り抜き
タブ上部の「Fill」と表示されている部分を選択すると、切り抜き方の指定ができます。
- Fill(塗りつぶし優先)
- Fit(全体表示優先)
- Crop(切り取り)
- Tile(敷き詰め)
Fill
画像が指定されている図形の大きさを変えても、常に図形内に画像が隙間なく表示される状態になります。
(CSSのbackground-size: cover;
と同じ状態です)
Fit
画像が指定されている図形の大きさを変えても、常に画像全体が表示される状態になります。
(CSSのbackground-size: contain;
と同じ状態です)
この場合は図形の比率によって隙間ができてしまいますが、画像が見きれることはありません。
Crop
「Crop」を選択すると画像にハンドルが表示され、これらをドラッグアンドドロップして好きな位置で画像の切り抜きができます。
位置が決まったらenterを押すとパネルが閉じて確定します。
もう一度「Fill」プロパティからパネルを表示させるとハンドルは表示されるので、あとから修正ができます。
Tile
「Tile」を選択すると図形内に画像を敷き詰められます。
ハンドルが表示されるのでドラッグアンドドロップで画像サイズを調整してenterでパネルを閉じて確定です。
隙間なくびっちり埋められてしまうのでパターン画像を使用するときに使えます。
色補正
全部で7つの項目を補正できます。
すべてスライダを左右に動かすだけで、すぐにプレビューもされるので分かりやすいです。
名称 | 内容 |
---|---|
Exposure(露光量) | スライダをに右に動かすと明るくなり、左に動かすと暗くなる |
Contrast(コントラスト) | スライダを右に動かすとハイライトとシャドウの差が大きくなり、 左に動かすと差が小さくなる |
Saturation(彩度) | スライダを右に動かすと色が鮮やかになり、 左に動かすとねむい画像になる |
Temperature(色温度) | スライダを右に動かすと黄色っぽく(暖色系)なり、 左に動かすと青っぽく(寒色系)なる |
Tint(色かぶり補正) | スライダを右に動かすとマゼンタが強くなり、 左に動かすと緑色が強くなる |
Highlights(ハイライト) | 右に動かすと画像内の明るい部分が明るくなり、左に動かすと暗くなる |
Shadows(シャドウ) | 右に動かすと画像内の暗い部分が明るくなり、左に動かすと暗くなる |
画像の回転
パネル内にある「閉じるアイコン」のすぐ下にある「回転アイコン」をクリックすると、90度ずつ回転できます。
それ以上細かい回転をしたい場合は図形ごと回転させる必要があります。