WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

FigmaのVariants機能でコンポーネントの状態を管理する方法

FigmaのVariants機能でコンポーネントの状態を管理する

Figmaでコンポーネントを作るとき、例えばボタンのデフォルト状態やホバー状態、disabled状態など複数の状態を別コンポーネントとして作る必要がありました。

しかしVariants機能を使うと、すべて同じコンポーネントにして、その中の状態違いという管理の仕方ができます。
コンポーネントが1つにまとまりますし、状態違いがどれくらいあるのか把握もしやすくなります。

Variantsの設定方法

Variantsを設定するためには、まず複数のコンポーネントを用意します。
今回は「通常時」「ホバー時」「クリック時」「非活性時」の4種類のコンポーネントを用意しました。

ボタンの各状態コンポーネント

状態違いのコンポーネントすべてを選択すると「Variants」パネルに「Combine as variants」ボタンが表示されます。
これをクリックしましょう。

「Combine as variants」をクリック

ちなみにこのボタンが表示されないときは、選択しているオブジェクトにコンポーネント以外が混ざっています。
すべてコンポーネントになっているか確認しましょう。

クリックしてVariantsになると、コンポーネントがさらに大きなコンポーネントで囲まれたようなレイヤー状態になり、ボタンの周りに紫の点線が表示されます。

Variantsの状態

Variantsパネルの設定

サイドバーの「Variants」パネルを見ると、「Property」という項目と、先ほど設定した各コンポーネント名がタグのような見た目になって表示されます。

この1つ1つのタグのようなボタンがコンポーネントの「状態」として後ほど切り替えられる項目になります。
それぞれダブルクリックで名称変更ができ、ドラッグで並び変えも可能です。

状態の設定

今回は「Property」を「Type」にして、それぞれ分かりやすいように名称を変更しておきます。

Variantsの使い方

子コンポーネントを「Assets」からドラッグして追加します。

サイドバーのに先ほどの「Type」という項目が表示されています。
デフォルトは先頭の項目である「Default」状態になっています。

デフォルト状態

これをクリックすると、他の項目が表示されます。

「Hover」を選択すると、先ほどのVariantsのHoverにコンポーネントの見た目が切り替わります。

ホバー状態

このようにサイドバーから簡単に状態の切り替えができるようになります。

状態の追加

途中で新しい状態を追加したくなった場合は、Variantsの紫の点線右下にある「+」アイコンをクリックすると追加できます。

状態の追加方法

状態がまとまっていると、コーディングもしやすくなりますし、デザインのルール決めも複数人で把握しやすくなりますね。

著者について

プロフィール画像

サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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