WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

Google日本語入力の辞書をATOKにインポートする方法

最近Google日本語入力からATOKに乗り変えてみたのですが、そのとき1番気になったのが「単語登録の移行ができるかどうか」でした。

結論から言うと、普通に移行はできないので、少し手間がかかりましたが無事移行できました。

Google日本語入力の単語登録をエクスポート

まずは「Google 日本語入力 辞書ツール」を開いて、辞書を選択した状態で[管理]→[選択した辞書をエクスポート]を選択します。

これで、.txt形式で辞書を保存できました。

ちなみに自分の場合は、「会社関連の単語の辞書」「省略系の辞書」という風にある程度辞書を分けて管理していたので、その辞書分だけこの作業を行います。

エクスポートした辞書の調整

エクスポートした.txtファイルは、そのままの状態ではATOKにインポートできません。
というわけでいくつか設定してあげます。

ATOKヘッダーの追加

下記のテキストを、エクスポートした.txtファイルの1行目に追加します。

!!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1

文字コードの変更

文字コードがUTF-8になっているので、これをUTF-16に変更します。

変更方法は、macOS標準の「テキストエディット.app」で別名で保存時にUTF-16を選択して保存するか、Jedit ΩでUTF-16に変更します。

品詞を設定している場合の注意点

Google日本語入力で「品詞」を細かく設定している人は、さらに注意が必要です。

ATOKにインポートするときに、品詞の設定が「短縮よみ」「抑制単語」になっている場合はインポートに失敗するので、「短縮よみ」を「名詞」に置換しておきます(抑制単語はそのままにして、インポートしなくていいかも)。

ATOKのインポート

ATOKで「辞書ユーティリティ」を開いて、メニューの[ツール]→[ファイルから登録・削除]を選択します。

あとは、エクスポートした.txtファイルを選択して登録すればインポートされます。

このときも、辞書を分けたい人は「新規作成」から辞書を作成して、それぞれの辞書でそれぞれインポートしていきます。

インポートした辞書を有効化する

デフォルトの辞書にそのままインポートした場合は、最初から有効化されていますが、辞書を新規作成してインポートした場合は別途有効化する必要があります。

「ATOK 環境設定」を開いて[辞書・学習]タブで「標準辞書セット」の「追加…」ボタンをクリックします。

ここに自分が作成したり、デフォルトで入っている辞書の一覧が表示されるので、使いたいものを追加してチェックが入っていれば有効化されます。

著者について

プロフィール画像

サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

Twitterをフォロー Facebookでいいね