「mas-cli」を使ってターミナルからMac App Storeの操作をできるようにする
「mas-cli」を使えば、Mac App Store内にあるアプリをターミナルからコマンドでインストールしたり、管理できるようになります。
ターミナルからインストールするメリットは「コマンドをまとめておけば、Mac移行時に一括でインストールできる」ことにあります。
ちなみにMac App Storeに限らず、Macにインストールしているあらゆるコマンドラインツール・アプリを管理する「Brewfile」を使うためにも「mas-cli」は必要になります。
mas-cliのインストール
Homebrewのパッケージとしてインストールするので、前提としてHomebrewがインストールされてある必要があります。
まだインストールしていない人は過去に記事にしているのでそちらをご覧下さい
インストールされている人は、GitHubに書かれてある下記コマンドでインストールできます。
brew install mas
mas-cliの基本操作
検索
mas search 検索キーワード
上記コマンドを実行すると、検索結果が一覧で表示されます。
左から「ID」「アプリ名」「バージョン」となっていて、インストールには「ID」が必要になります。
インストール
mas install アプリID
インストールするときは上記コマンドを実行します。
試しに「Magnet」というアプリをインストールしたいときは、MagnetのアプリIDである「441258766」を入力して下記コマンドになります。
mas install 441258766
アンインストール
mas uninstall アプリID
アンインストールするときは上記コマンドを実行します。
ちなみに、mas install
でインストールせずに直接Mac App Storeからインストールしたアプリは、権限で止められてしまいます。
アップデート
# 全てのアプリを一気にアップデートしたい場合
mas upgrade
# 特定のアプリのみアップデートしたい場合
mas upgrade アプリID
上記コマンドで一気にアップデートが可能です。
インストールしているアプリ一覧を表示
mas list
上記コマンドを実行すると、インストールしているアプリ一覧が表示されます。