WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

クリップボード履歴を複数一括でペーストしたり、コピーした順にペーストするアプリ「Paste」

クリップボード履歴を複数一括でペーストしたり、コピーした順にペーストするアプリ「Paste」

クリップボード履歴を管理するアプリはいくつかありますが、自分の場合はAlfredのClipboard History機能が一番使いやすいです。
Alfredが検索してペーストするのに向いているので、クリップボード履歴と非常に相性がよく、このためにPowerpack(有料版)にする価値があります。

ただ、最近試しに使ってみた「Paste」というアプリがAlfredにはない機能もあったので、基本はAlfredで特殊なケースだけPasteを使ってみます。

Paste

Paste

Pasteはクリップボード履歴を管理するアプリで、過去にコピーしたテキストや画像、ファイル、リンクが一覧で表示され、選択するとすぐにペーストできるアプリです。
これだけでだと他のクリップボード系アプリと同じですが、さらに下記の機能が付いています。

  • 複数の履歴を選択して、一括ペーストできる
  • コピーしたリンクや画像、ファイルがプレビューできる(Quick Lookとして確認可能)
  • コピーしたテキストをPaste上で編集できる
  • 履歴を特定の順番でペーストしていける

個人的に嬉しいのが「一括ペースト」と「特定の順序でのペースト」です。
Alfredは1つ1つしかペーストできませんし、コピーした順番でペーストするのもできなくはありませんが、command + 数字を使う必要があったりして少し面倒です。

Setappの利用

Pasteはサブスクリプションのアプリですが、有料アプリが使い放題になるサブスクサービスのSetappにも登録されています。

Paste以外にも使うアプリがある場合は、Setappを利用した方がお得です。

基本的な使い方

Paste機能

control + option + command + Vを押すと、画面下に過去のクリップボード履歴が表示されます。

Paste機能

ペーストしたいアイテムを選択してクリックするかenterでペーストできます。
ちなみにshift + enterでプレーンテキストでペーストもできます。

また、選択状態でspaceでプレビュー画面がポップアップします。
複数選択したい場合はshiftを押しながら矢印キーで複数選択もできるので、一括ペーストも簡単にできます。

クリップボード履歴の検索

検索アイコンをクリックするか、なにか文字を入力しようとするとクリップボード履歴の検索ができます。

クリップボード履歴の検索

ピンボードの作成と追加

アイテムを右クリックして[ピン付け]からピンボードを選択すると、常にそのピンボード内にアイテムが残るようになります。
あとから何回もペーストするアイテムは、このピンボードに入れておくようです。

また、ピンボードはクリップボード履歴内の「+」ボタンから作成できます。

ドラッグアンドドロップで並び変えも簡単にできます。

Paste Stack機能

個人的に重宝しているのが、コピーした順にペーストできる「Paste Stack」です。
control + option + command + Cを押すと、Paste Stackパネルが表示されます。

Paste Stackパネルの表示

表示したタイミングでは空の状態ですが、これを表示したままテキストをコピーすると、パネル上にアイテムがどんどん溜まっていきます。
右上の矢印アイコンをクリックすると、上に溜めていくか下に溜めていくか選択ができます。

Paste Stackにテキストが溜まった状態

溜まったらcommand + Vでペーストすると上から順にペーストされていきます。
ちなみに、Paste Stackパネルを一度非表示にすると、リセットされるので注意が必要です。

情報収集のときや、原稿をデザインにペーストして回るときなど、順にペーストして回れるのはかなり便利です。

著者について

プロフィール画像

サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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