Alfred4の電卓機能で「x」を乗算記号として認識させる方法
2019年の10月15日に、Alfredのバージョン4.0.5がリリースされました。
内容は基本的にCatalina対応と細かいバグの修正ぐらいかなと思ってサラッとChange Logを見ていたのですが、気になる項目がありました。
- Calculator
- Fix 4.0.4 regression in calculator where introducing x as multiply prevented hexadecimal calculations from working, pre-4.0.4 behaviour is now reinstated
- If you would like to use x for multiplication, you can use the following command in Terminal.app:
- defaults write com.runningwithcrayons.Alfred-Preferences calculatorXAsMultiply -bool true
Calculatorの部分なのですが、翻訳すると下記のようになります。
- 計算機
- バージョン4.0.4だと、「x(エックス)」を乗算記号として使用すると、16進計算が機能しなくなる問題を修正しました
- 乗算記号として「x」を使用したい場合は、Terminal.appで次のコマンドを実行します
- defaults write com.runningwithcrayons.Alfred-Preferences calculatorXAsMultiply -bool true
どうやら今までも方法としてはあったようなのですが、どうやらAlfredの乗算記号は*
だけでなく、x
も使えるようです。
設定方法
使えるようにするためには、下記のコマンドをターミナルで実行するだけです。
defaults write com.runningwithcrayons.Alfred-Preferences calculatorXAsMultiply -bool true
実行したあとAlfredでx
を使って計算してみると、ちゃんと乗算記号として認識してあることが分かります。
使いどころ
乗算記号として一般的な*(アスタリスク)
だと、USキーボードの場合はshift + 8を入力する必要がありますし、JISキーボードの場合はshift + :(コロン)を入力する必要があります。
どちらにしても両手使う必要があります。
しかしx
であれば片手で入力できるので、Alfredを起動して片手で数字入力すれば、マウスを持った状態でも乗算の計算ができるようになります。