WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

Dashの環境設定やスニペットのバックアップ・同期方法

Dashでせっかく環境を設定して、スニペットをどんどん追加していっても、消えてしまうとせっかく追加した時間がムダになってしまいます。

今回はDashの環境設定やスニペットのバックアップ・同期方法をまとめておきます。

環境設定のバックアップ

Dashの環境設定の[General]内の「Set Up Syncing…」をクリックします。

Dash[General]内の「Set Up Syncing...」

細かい同期設定画面が表示されるので、「Set Sync Folder…」で同期ファイルを生成するフォルダを選択します。
選択したフォルダには「.dashsync」ファイルが生成され常に設定が同期されます。

この同期ファイルの保存先をDropboxやiCloud Drive配下にしておくと、バックアップ兼他のMacでも設定を同期できます。

「Set Up Syncing...」内の設定

項目名内容備考
General settingsスタートアップオプション、グローバル検索のショートカット、
ウィンドウスタイルなどの共通設定
 
View optionsフォントサイズ、有効なペイン、ダークモード設定など、
表示に関わる設定
 
Docsets, search profiles
and docset keywords
Dashは、[設定]からインストールしたドキュメントセットのリストを同期します>
他のMacにダウンロードして再ダウンロードします
これはしません同期設定> Docsetsドキュメントセットの順序とどのドキュメントセットか
無効になっているため、Macごとにカスタム設定を行うことができます
 
Bookmarks and web searches[Web Search]タブの設定を同期する 
Sync Snippestsクリックするとスニペットの同期設定画面へ移動する環境設定の[Snippets]タブへ移動

環境設定の復元

環境を復元したいときは、「Set Sync Folder…」をクリックして、同期ファイルが入っているフォルダを選択すればOKです。

注意点として、ちゃんと.dashsyncファイルが同期されてからフォルダを選択しないと、読み込みではなく新規でファイルを作成してしまい、コンフリクトの原因になってしまいます。

DropboxやiCloud Driveの同期がちゃんと終わってから読み込むようにしましょう。

スニペットのバックアップ

Dash環境設定の[Snippets]タブ内にある「Snippet library location」でスニペットの同期設定ができます。

[Snippets]タブ内の「Snippet library location」

「Open…」を押してどこフォルダに保存するかを設定します(設定すると上のパス部分が変更する)。

「Save As…」を押すと、指定したフォルダ内にスニペットの設定ファイルが生成されます。

保存するフォルダを、Dropbox配下に設定しておくことで、バックアップが可能です。

スニペットの復元

別のMacでDashを開いて、環境設定の[Snippets]タブ内にある「Snippet library location」の「Open…」をクリックし、保存ファイルのある階層を選択すれば復元完了です。

こちらも環境設定のときと同様に、DropboxやiCloud Driveの同期がちゃんと終わってから読み込むようにしましょう。

スニペットはコピーして厳重に保管しておく

例えば、別のMacでスニペットを「Open」するつもりが、間違えて「Save as」をクリックしてしまい、上書き保存されてしまうと今まで積み重ねてきたスニペットが一瞬で消えてしまいます。

そうなってからだと遅いので、念のためスニペットはコピーして、ファイル名に年月日を入れて別途管理するようにしています。

環境設定と違って、スニペットは登録すればするほど失ってしまったときのリスクが大きくなってしまうので、それくらい慎重に保管しておいた方が安心です。

著者について

プロフィール画像

サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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